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冷たい檻のなかで『期限を切られた命』…心を閉ざした猫の『46日間の軌跡』が34万再生「もう涙が止まらなかった」「ありがとう」

ねこちゃんホンポ

人気YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」に投稿されたのは、悲しい過去に心を閉ざしたサビ猫の人馴れ訓練を記録した動画です。
当動画は公開後わずか1週間で19万再生を達成するとともに、「少しずつなれて、穏やかに過ごそうね」「この子の猫生が幸せでありますように」との反響が殺到しています。

冷たい檻の中で殺処分の日を待っていたサビ猫ガール「つぐみ」ちゃん

保健所に収容されたサビ猫の女の子。その命に期限が迫っていることを動画投稿者さんが知ったのは2024年秋のことでした。

SNSを通じて彼女の現状を把握した投稿者さんは、即座に連携先の団体さんと連絡を取り、彼女を保健所から引き取ったのだとか。

彼女はとても怖がりで、人を近づけまいとするあまり、激しい威嚇と攻撃を繰り返していたそう。投稿者さんは彼女に「つぐみ」ちゃんというお名前を贈るとともに、これから出会う新たな家族のもとで幸せに暮らしていけるよう、人馴れ訓練を行ったのだとか。

噛みつき攻撃に垣間見えたつぐみちゃんの性格とは

人馴れ訓練の一環であるスキンシップの練習が開始されたのは、保護猫部屋、通称“保育園”入園2日目のこと。緊張気味ではあるものの、つぐみちゃんは防護用グローブをまとった投稿者さんの手を受け入れたそう。
 

つぐみちゃんのペースを尊重してスキンシップを続けるなか、グローブ越しに手を噛まれてしまうこともあったと語る投稿者さん。その攻撃に力加減が感じられたことから、本来の彼女は温厚で優しい性格の持ち主であると感じ取ったといいます。

小さな一歩を積み重ねて

“入園”以降、終始緊張気味だった彼女にも少しずつ変化が。先住猫さんとお鼻を寄せ合っての挨拶を交わしたり、人がいない時間はケージ内でくつろいだ姿を見せるなど、“保育園”の環境そのものにもゆっくりと慣れていったそう。

保護46日目には素手でのスキンシップを受け入れてくれるようになったものの、心を開いてくれるには、まだもう少しの時間が必要な様子だったというつぐみちゃん。素敵な里親さんとの出会いと“卒園”の日を目標に、彼女の訓練を続けていくのだとか。

殺処分の危機を乗り越え、幸せな猫生への第一歩を踏み出したつぐみちゃん。人馴れ訓練に奮闘する彼女を記録した当動画には、「つぐみちゃん、ご入園おめでとう。お外での生活はどれだけ過酷だったんでしょう。これからは、幸せな生活が約束されたんだから、少しずつなれて、穏やかに過ごそうね」「つぐみちゃん、もう大丈夫。ゆっくりでいいよ。どうか、素敵な里親様に巡り会えますように」等、彼女の過去をねぎらい、今後の幸せを願う声が殺到しています。

ボランティア団体連携のもと個人で保護猫活動を行われているという投稿者さん。にこねこ【保護猫の保育園】」では、保護活動の様子を捉えた動画が多数公開されています。

写真・動画提供:YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」さま
執筆:2525
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。

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