JR東、C58形蒸気機関車による「新たな観光列車」構想発表! 東北本線・盛岡〜一ノ関で2029年春以降の運行目指す
JR東日本は3日、新たな観光列車の構想を発表しました。かつて「SL銀河」で活躍したC58形蒸気機関車(SL)を活用し、2029年春以降の運行開始を目指して検討を始めます。運行区間は東北本線の盛岡〜一ノ関間を予定しており、世界遺産・平泉などの観光地を結ぶ新たな旅のコンテンツとなりそうです。
【参考】
「受け継がれるブルートレインの記憶」JR東日本、新型夜行特急列車導入へ 2027年春
https://tetsudo-ch.com/13003110.html
世界遺産をSLで巡る! 運行計画の概要
今回の構想は、北東北の魅力を国内外に発信し、観光誘客と地域活性化を目指すものです。
運行区間:東北本線 盛岡駅 〜 一ノ関駅
使用車両:C58形蒸気機関車
客車:既存車両を改造して使用予定
開始時期:2029年春以降(臨時列車として運行予定)
東北へのインバウンド誘致を強化
プロジェクトの大きな狙いは、世界遺産である平泉などの人気観光地をSLで結ぶことにより、地域の観光資源をさらに活性化させることにあります。
JR東日本は、C58形蒸気機関車を活用することで、国内のみならず海外からの旅行者(インバウンド)に対しても、北東北ならではの新しい旅の体験を提供し、観光需要を喚起したい考えです。
今後は沿線自治体や観光関係団体と連携し、具体的な客車の仕様や運行体制、サービス内容などの詳細について検討が進められます。
(画像:JR東日本)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)