『ハリー・ポッター』ドラマ版、映画よりも「原作を深く探求」 ─ 脚本家チーム&キャスティングも始動
米HBO製作による『ハリー・ポッター』実写ドラマ版は、映画シリーズより原作を深掘りする作品になるという。米ワーナー・ブラザース・テレビジョンのチャニング・ダンジー会長兼CEOが、ドラマ企画に関して新たにコメントした。
フランス・カンヌ開催のコンテンツ見本市「MIPCOM」にて、ドラマ版『ハリー・ポッター』の新情報を求められたダンジー。「今の時点で言えることはそれほどないのですが」と前置きし、「素晴らしい脚本家たちを起用し、彼らが必要な作業を行っています。キャストの募集も英国とアイルランドで始まったので、プロセスはかなり順調に進んでいますよ」と進捗を報告した。
また、『ハリー・ポッター』のようなIPを扱うことについては「まさに夢のようなことです」と喜びを語った。「原作の大ファンとして、2時間の映画よりももう少し深い部分まで探求できる機会を得られることが、この旅に出た理由です」と語った。
ドラマ版『ハリー・ポッター』は、J.K.ローリングの原作小説全7巻をシーズンごとに1巻ずつじっくり描く計画。ダンジーが述べた通り、映画版でカバーしきれなかった原作の要素を盛り込むことがファンから期待されている。
ショーランナー・脚本は「メディア王 〜華麗なる一族〜」「キリング・イヴ/Killing Eve」のフランチェスカ・ガーディナー、監督は「メディア王」『ザ・メニュー』(2022)のマーク・マイロッド。製作総指揮にはローリング、ガーディナー、マイロッド、映画版プロデューサーのデヴィッド・ハイマン、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのニール・ブレア、『アイム・ノット・シリアルキラー』(2017)ルース・ケンリー=レッツが名を連ねている。
キャスティングに関しては、2024年9月にハリー役、ロン役、ハーマイオニー役探しが。条件は「2025年4月時点で9歳から11歳になる、英国またはアイルランド在住の子供」としつつ、人種や性別などは問わない多様性重視の募集を行っていた。配信時期は2026年後半から2027年が目標とている。
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