訪日する外国人観光客が5ヵ月連続で300万人超え! そこで気になるオーバーツーリズム問題にどう立ち向かう!?
野村邦丸アナウンサーが大将を務める「くにまる食堂」(文化放送・毎週金曜9時~13時)。8月22日(木)の最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、パートナーで俳優の内藤剛志と、日本を訪れる外国人観光客増加に関する問題について意見を交わした。
野村邦丸アナ「今日気になったニュースはこちら! 毎日新聞です。
先月7月に日本を訪れた外国人観光客は、推定で329万2500人となり、ひと月としての最多を更新しました。300万人を超えるのは5カ月連続。去年の7月と比べて41.9パーセント増加しています。主な国や地域別では中国がトップでした。ただ、オーバーツーリズム・観光公害というものも起きるなど、課題も出ています。
まあ、内藤剛志さんは東海道新幹線を使って西へ東へと移動しているんですが」
内藤剛志「本当にたくさんいらっしゃいますね。もちろん僕は京都が一番居る場所なんですけど、もともと観光都市なので外国人の方は多いんですが、ホントに凄いです。特に繁華街という場所……三条・四条河原町あたりは、夜になるとほとんどの方が外国人の方で。やっぱり生活習慣が違ったりしますから。例えばコンビニの前に椅子が置いてあったりするような場所があるじゃないですか……外にあるイートインみたいなやつが。そういうところでお酒を飲んでいる方がいらっしゃる。まあ、その方たちの母国においては普通のことかも知れませんが、若干夜が遅いですね。京都というとわりと早く暗くなるし、みんな家の中に入ってわりとひっそりしてるんですけども、外国の方ってわりと遅くまで外にいらっしゃる方が多いってイメージが無いですかね?」
邦丸「あと休暇が長いじゃないですか。特に欧米は3週間から1ヵ月ぐらいで、日本に居る期間も2週間ぐらい。俺思うんですよ、あのでっかいスーツケース抱えて、小っちゃな赤ん坊をお母さんが抱っこして、その上のお兄ちゃんお姉ちゃんと家族5人で旅行来るにしても、あのパワーは凄いなって。せいぜい箱根2泊3日が限界でしょ、こっちは!」
内藤「確かにそうですね」
邦丸「この前見たのは欧米の人だと思うんですけど、お父さんが3つのスーツケース持って、まるでサーカスのように。軽くポーンと押してスーッと走ってくのを、2台目をポーンと押して、3台目をポーンと押して、新宿の南口。プロ!『この人これでメシ食ってるわけじゃ無いよな~』と思うほど。まわりに迷惑かからないようにやってるんですよ!}
内藤「そういう方はいいですよ。そうでない方もたくさんいらっしゃるから。でもね、これ受け入れるしかしょうがないかなと思います。例えば、神社仏閣の中でタトゥーがたくさん見えている方がいらっしゃって、ちょっとギョッとするものはあったんですね。でも、それはある程度受け入れるって言葉はちょっと偉そうですけど、仕方ないのかなっていう気はしますね」
邦丸「逆にいえばこれが観光立国っていうか、インバウンドの人がたくさん来ると。日本の国のお財布っていうのは、出て行くものがいっぱいあって借金まみれだから、海外からお客さんがたくさん来ると大きな収入になるってことはわかるんですけど、まだ足りないらしいですよ」
内藤「これでも!? オーバーツーリズムどころじゃないですよ!」
邦丸「5000万人超えないと、なかなかダメだという試算もあるようです」
内藤「ええ~っ、それはちょっと色んな問題が……。バスに乗れなくなったりとかホントにあるんですけど」
邦丸「分散してもらおうと。分散の仕方って観光庁が色々やってるみたいですけど。ただ、インバウンドの人が凄いのは、おそらくインターネットのSNSから色々情報を仕入れるんでしょうけど、私の茨城の知り合いの店で、本当に外国人観光客が全然来ない、来るはずが無いと思っていたのに、最近外国人観光客が!」
内藤「情報があるからでしょうね、SNSに」
邦丸「そう! 日本人からすると『何で!?』というところに。そんなワーッとは来てませんよ、でもチラチラと今来てるっていうのは、これはいいことだなと思いますね」