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小学生が『釣船茶屋ざうお』で居酒屋デビュー マダイにヒラメにクルマエビをキャッチ!

TSURINEWS

釣船茶屋ざうお所沢店(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

8月28日(水)、夏休みも終盤。学校や塾の宿題も一段落した甥っ子(小学5年生)を連れて「釣船茶屋ざうお所沢店」に遊びに行ってきた。釣りに加えて居酒屋デビューの甥っ子は、その雰囲気も凄く楽しかったようで2人とも大満足の1日となった。

釣行背景

甥っ子は夏休み最終週。彼は塾の夏期講習の予定もないので、姉(彼の母)から何処か楽しいところに連れて行って欲しいと頼まれた。どうせなら平日が良いと思い筆者は代休を取得することにした。

何処に連れて行くか色々と悩んだ結果、筆者は以前から興味があった屋内で釣りができる居酒屋「釣船茶屋ざうお」を提案してみた。すると彼も以前から居酒屋に興味があったようですぐに決定!姉は予定があり同行できないとのことだったが、彼は初めての居酒屋を凄く楽しみにしていた。

「釣船茶屋ざうお」の概要

「釣船茶屋ざうお」とは天候に左右されることなく釣りを楽しむことができて、店内で釣った魚をその場で料理してもらえる人気の居酒屋だ。釣りのターゲットはマダイやシマアジ、ヒラメにアワビや伊勢海老などだが、釣り方がターゲットによってエサ釣りと引っ掛け釣り(トングの使用も可!?)に分かれるので詳しいことはスタッフに確認されたい。

当初甥っ子を新宿店に連れて行く予定だったが、店舗に問い合わせると釣りをする場合は13時からの2時間制になるとのことだった。事前の情報によると魚を釣るのが意外に難しいらしいので2時間だと厳しいと思い、平日は時間制限のないという所沢店に連れて行くことに決めた。

釣りができる居酒屋(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

しかもこちらの店舗は11時半から釣りをすることができるというのも決め手となった。前日所沢店に予約の電話を入れると、個室と船の席が選べてどちらも席から釣りはできるとのことだったが、迷わず人気の船の席を選ぶことにした。また、食べ切れなかった料理はテイクアウトも可能とのことだったので、保冷バッグの用意も忘れずにした。

8月28日(水)。当日は天気予報が外れて晴れ。絶好のビール日和となり筆者は「早く釣った魚でグビグビやりたい!」とテンション上昇。

座席は右舷大ドモ

現地には11時25分に到着。すでに駐車場の車内には人の気配が感じられたが、あまりの暑さで開店までの間車内で待機されてるようだった。11時30分に開店となると、早速船の席の右舷大ドモに案内された。

居酒屋で釣りができる(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

筆者と甥っ子が初めての利用だと分かったスタッフは、店のシステムや当日シマアジの入荷がないこと、掛けた魚の取込み方、引っ掛け釣りのターゲットや場所など細かく教えてくれた。さらに「笑顔が良かったスタッフに渡してください」とスマイルカードを受け取った。説明を聞き終わり、自分と甥っ子の竿を2本借りて釣りスタートとなった。

釣りスタート

まずは、甥っ子の釣りの様子を見ることにした。魚は見えるが、事前の情報通り全く釣れない。エサの前をマダイが素通りしていく……。甥っ子が代わりに釣ってみてほしいというので釣り手は筆者にチェンジした。するとすぐに掛ったが痛恨のラインブレイク。それを見ていたスタッフがハリスを結び直しながら「練りエサにしてみますか?」と言うので黄色い練りエサを頂くことにした。

さらにはスタッフから「釣れる日となかなか釣れない日の差があり、あまりエサを動かさない方が釣れるかもしれません」とのアドバイスも頂いた。確かにエサを動かさずに放置しておくとマダイが練りエサを口近くまで持っていくことが増えてきた。

引っ掛け釣りのポイントへ

その後、甥っ子が引っ掛け釣りをしたいと言い出したので、一旦エサ釣りは終了して引っ掛け釣りのポントへと向かった。最初のターゲットはヒラメに決めた。甥っ子はすぐにヒラメの口元にトレブルフックを引っ掛けて難なくネットイン!

彼は「引かなかったけど、ズシっと重かった」と当日最初の釣果にご満悦。写真を撮影しようとするとスタッフがフィッシュグリップをすぐに持って来てくれた。このような気遣いは本当に嬉しい。

ヒラメをゲット(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

太鼓を叩いて祝福もしてくれるとのことだったが、この時は恥ずかしさで一旦遠慮させていただくことにした。そして、テーブル番号と調理法をスタッフに伝えて、次にアジを狙った。

始め甥っ子が引っ掛けようとしたが、すばしっこさに付いて行けず空振りを連発。筆者は一投目からマアジをキャッチ。次の投入でも釣り上げ2匹釣ったところで終了。

マアジをキャッチ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

その頃業者の方が来てマダイなどの放流を開始した。本来ならすぐにでもテーブル席に戻って釣りをするのが常套手段なのかもしれないが、2人とも引っ掛け釣りの楽しさに夢中で甥っ子とは「マダイはランチの後にまた狙おう」ということで話がついた。

クルマエビのポイントに移動し腹と足の付近を狙ってフックを落としてみた。掛かりそうで掛からないのがストレスでもあるが楽しい。結局クルマエビは2人とも1匹ずつゲットした。

クルマエビ手中(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

実は筆者が当日1番楽しみにしていたのはアワビ!事前情報でアワビも釣れると知って絶対に釣りたいと思っていた。「アワビの刺身が食べたい!」との一心で引っ掛けようとするがダメ。しかしその後、甥っ子が難なく引っ掛けてくれたのには超感謝!

さらにはサザエも狙うことにした。フタの隙間にフックを入れて狙ったが、サザエは違和感を感じるとすぐにフタを閉めてしまい引っ掛けるのは激ムズ。最終兵器のトングの使用も考えたが次回の楽しみに残しておくことにした。引っ掛け釣りのエリアにはアナゴもいたのでスタッフに確認するとアナゴも対象とのことだったが、こちらも次回の楽しみにしたいと思った。

ランチ

テーブル席に戻って間もなくすると料理が運ばれてきた。料理を目の当たりにした彼は「週4で通いたい!」と言って大興奮。筆者はビール、甥っ子はメロンソーダで乾杯!

料理を前に乾杯(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

その時彼は「飲み過ぎないでね」と言って、筆者が酔いつぶれるのではないかと少し心配そうにしていた……。ヒラメは半身を刺身に残りの半身をフライにしてもらった。料理を注文する時にスタッフから「頭と中骨は刺身と一緒に盛り付ければ見栄えは良いですが、食べ終わった後に骨煎餅にすると別途料金が掛かってしまいます」との説明があったため、最初からフライと一緒に骨煎餅にしてもらった。

その他アジは2匹ともフライにしてもらい、クルマエビとアワビは刺身にしてもらった。

アワビの刺身(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

甥っ子はヒラメの刺身が相当気に入ったようで「凄く美味しい!お刺身の中で一番好きかも!」と言いながら、殆ど一人で食べてしまった。筆者は、普段小食の彼がヒラメとアジのフライも大絶賛しながらパクパク食べている姿をみてその食欲に驚いた。もちろん、筆者もすべての料理がとても美味しくて、ビールから日本酒へと次々と酒がすすんだ。

筆者、マダイを釣る

食後、甥っ子はテーブル席からエサ釣りを再開。エサには黄色い練りエサを使用。放流もあったことから期待したが午前中と同じく食いは渋いようだ。筆者に代わってほしいとのことで竿を手にするとすぐにマダイが寄ってきた。しかし警戒しているのかエサを少しずつ啄ばむように口に入れている。完全にエサが見えなくなったので竿を立てるとヒット!

マダイの刺身(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

引きは強いが水深が浅いのですぐに浮いてきてタモでキャッチ。今回は嬉しさのあまり太鼓を鳴らして祝福してもらった。こちらは刺身と塩焼きにしてもらい再び甥っ子と舌鼓。

甥っ子も執念でマダイをキャッチ!

筆者の席の方に魚が寄っていたので、甥っ子と席をチェンジしてみることにした。すると彼にもヒット!しかし残念ながらタモが間に合わずにバラしてしまう。

タモを近くに寄せて改めて投入。すると目を離している間に彼は魚とやり取りを開始。慌てて筆者はタモを構えて、魚が浮いてくるのを待ってから無事にキャッチ。彼も筆者同様「魚がエサをゆっくり食べていたので完全にエサが口の中に入ってからアワセた」とのことだった。スタッフに今回も太鼓で祝福してもらい写真もパシャリ。

マダイゲットに喜び(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

スマイルカードをスタッフに渡すと、次回の会計8000円以上でタイ1匹1900円引きとなる割引券をいただいた。

割引券がもらえた(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

帰り際には、魚を釣るともらえるチケット「UO(ウオ)」で夏の縁日(ミニゲーム)も楽しんで帰ることにした。

縁日コーナーも楽しんだ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

テイクアウト

すでに2人とも腹は満たされていたので、彼が釣ったマダイは食べきれなかった他の料理と一緒にテイクアウトすることにした(こちらのマダイは刺身と天婦羅にしてもらった)。レシートを確認して気が付いたが、テイクアウト前提で注文した料理については消費税が8%になっていたのは嬉しかった。

マダイの刺身をテイクアウト(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

翌朝に飲んだマダイのあら汁も美味しくて前日の楽しさが蘇ってきた。

まとめ

甥っ子にとって初めての居酒屋はどうだったか気になったが、とても親切なスタッフと居酒屋独特の賑やかな雰囲気が彼は気に入ったらしく「凄く楽しかった!」とのことで安心した。筆者も甥っ子とサシで飲んだ酒はとても美味しくて、かけがえのない一生の思い出になるものと確信した。次回は今回入荷がなかったシマアジなどにも挑戦してみたいと思っている。

今度の週末是非、大人も子供も楽しめる居酒屋に家族で遊びに行かれてみるのは如何だろうか!?「釣船茶屋ざうお」は一押しだ。

<藤倉聡/TSURINEWSライター>

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