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ハリウッド版『ボルトロン』、新世代パイロット登場で実写向けに再構築 ─ 東映ロボットアニメ、ハリウッドへ

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日本の東映ロボットアニメが、ついにハリウッドで実写映画化される。映画『ボルトロン(原題)』のローソン・マーシャル・サーバー監督が、撮影開始を控えて意気込みを語った。

原作の「ボルトロン」は、東映アニメーション製作による「百獣王ゴライオン」(1981-1982)と「機甲艦隊ダイラガーXV」(1982-1983)を再編集した一作で、当時のアメリカでは社会現象的な人気を獲得。2016年には、ドリームワークス&スタジオミールによるシリーズ「ヴォルトロン」としてリブート版が製作された。

米公式Instagramにメッセージを寄せたサーバー監督は、2024年12月上旬の撮影開始に備え、オーストラリアのゴールドコーストに滞在中。準備が進められているスタジオから、実写映画化の機会に「とても興奮しています」と語った。

「僕は子どもの頃から『ボルトロン』が大好きで、8歳のときからこの映画を作りたいと思っていました。僕たちは『ボルトロン』の心と精神に忠実でありたい。本作にはまったく新しい世代のパイロットが登場しますし、『ヴォルトロン』を実写の世界に再構築してはいますが、原作の心と精神、そして僕やみなさんが大好きな、おなじみの要素には忠実にやるつもりです。」

シリーズの放送が始まったのは1984年のこと。サーバー監督は「ここまで来るのに40年かかりました。しかし、待つ価値はあるとお約束します」とも言い切った。映像の最後には、準備中の巨大なセットと、製作に携わるスタッフチームの姿も映し出されている。

『ドッジボール』(2004)や『なんちゃって家族』(2013)というコメディ映画を経て、近年は『スカイスクレイパー』(2018)『レッド・ノーティス』(2021)などのドウェイン・ジョンソン主演映画を手がけてきたサーバー監督。卓越したコメディセンスと、大スケールのアクションを演出するスキルが、なんとロボットアニメの実写化で融合する。

出演者は映画初出演の新人ダニエル・クイン=トイのほか、DC映画のスーパーマン役や『ARGYLLE/アーガイル』(2024)のヘンリー・カヴィル。製作はAmazon/MGMが担当する。

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