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乾燥系植物のLED栽培!日当たりによって変わる栽培スタイルを紹介【LED LIGHT 室内栽培基本BOOK】

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乾燥系植物のLED栽培!日当たりによって変わる栽培スタイルを紹介【LED LIGHT 室内栽培基本BOOK】

乾燥系植物のLED栽培

日当たりによって変わる栽培スタイル

アガベを中心に人気の乾燥系植物(比較的、乾燥した大地に根ざすタイプ。ここでは便宜的に乾燥系としています)。光を好む性質があるため、日当たりの悪い室内での育成は難しいもののひとつです。季節によって屋外と屋内の栽培を併用するスタイルから、通年室内で栽培するスタイルまで様々ですが、どちらもLEDライトが栽培の要になっています。

SETTING 1:日当たりが悪い部屋でもLEDの光だけで生育できる

パキポディウムグラキリスを中心にグラキリス系全般を栽培しているkazu.o520さんの栽培環境(詳しくはP64へ)。南東向きの部屋で、窓に近い壁面に植物棚を設置し、合計18台のLEDライトを使用しています。

SETTING 2:冬場の栽培棚を利用したLED室内栽培

グラキリスやアガベの栽培を楽しむsatopakipoさんの栽培環境(詳しくはP70へ)。4月から11月下旬まではバルコニーでの屋外栽培ですが、12月から3月末までは屋内の棚でLEDを使った室内栽培をしています。ライトの種類もよりますが、40㎝の距離で照射。子株の場合は30㎝程度で照射しています。植物とライトの距離を保つために、アームで伸ばしたり、アタッチメントでさらに延長させるなどの工夫をしています。

SETTING 3:タイの高層マンションで生き生きと育つ植物

各種アガベやユーフォルビアオベサなど数多くの植物を栽培するYotchanmanさんの栽培環境(詳しくはP60へ)。タイ在住で、栽培スペースはマンションの65階の室内。ライトとアガベとの距離は15~20㎝ほどですが、個体差があり、光や熱に強い弱いがあるため、照射距離を分けて栽培しています。屋外栽培は天候などに左右されますが、LEDライトの場合は安定した光を供給できるのが魅力だと感じています。

SETTING 4:屋外と室内栽培を併用したスタイル

アガベやパキポディウムなどの栽培を楽しむYuya Konishiさんの栽培環境(詳しくはP44へ)。春先から11月までは屋外栽培ですが、それ以外の時期は、リビング南向きの窓越しに設置した植物棚に植物を並べ、LEDライトで補光して栽培しています。

SETTING 5:日が当たらない場所でもLEDの長時間照射で栽培

アガベやサボテン以外にも、ビカクシダ、アロエなど様々な植物を育てているurbanjungle51さんの栽培環境(詳しくはP76へ)。この写真は部屋の奥のまったく日が当たらない場所でアガベを栽培しているもの。スポット型LEDライトとサーキュレーターを設置し、スマートプラグで点灯時間をタイマー管理。朝の8時から夜の23時まで15時間、光を照射しています。また、植物の種類によっては、LEDの明るさや距離のセッティングを変えて栽培しています。

STIITNG 6:日当たりを気にせず環境を構築できる

アガベやコーデックス、盆栽などを屋内外で育成しているELBAZ FARMさんの栽培環境(詳しくはP48へ)。マンションの一室を事務所兼植物管理部屋にしています。場所によって日当たりは異なる環境ですが、室内はLED管理中心なので、日当たりはそこまで気になりません。ライトはタイマー管理で12時間照射。ファンは24時間、温度管理はエアコンを使用し、昼間は26度程度、夜間は15~20度に設定しています。

SETTING 7:ハウス設備がなくてもたくさんの植物を育成できる

多肉植物、エケベリア交配実生苗の栽培をする、はなさんの栽培環境(詳しくはP52へ)。戸建て1階の4畳半の部屋は、日当たりが春以降はほぼない環境。それでもスチールラックに多肉植物を並べ、LEDライトを照射することによって、植物たちは健康的に育っています。

SETTING 8:迫力のある植物棚は栽培と鑑賞を考えた自作のもの

アガベ チタノタを栽培するshoshin_plantsさんの栽培環境(詳しくはP74へ)。マンションの1室、6畳の部屋の中心に設置した自作の栽培用の植物棚は、鑑賞しながら栽培できることを重視したものです。LEDライトは、株に応じて15cmから40cmの距離で照射しています。

【出典】『LED LIGHT 室内栽培基本BOOK』著:日本文芸社(編集)

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