イベントで支援募り赤目中へ寄付 吹奏楽部で活用 校区の2地区 名張
三重県名張市の青蓮寺・百合が丘地域づくり協議会と赤目まちづくり委員会が11月15日、地元の赤目中学校(同市箕曲中村、山本和弘校長)へ、吹奏楽部の消耗品代や木管楽器の修理費用などに充てられる計約10万6000円を寄付した。
両地区によると、同中を支援する取り組みは昭和30年代から続いているといい、今年は吹奏楽部が演奏を披露した10月20日の「あかめフェスティバル」、11月2日の「青蓮寺・百合が丘地域フェスタ 市民センターまつり」の会場で募金を呼び掛けたという。
この日、学校を訪れた青蓮寺・百合が丘の時枝民生代表理事と赤目の藤村順子会長は、吹奏楽部部長の杉谷莉愛さん(3年)に目録を手渡した。時枝代表理事は「皆さんの表情や発する音が伝わり、しっかり練習しているなと感じた。演奏を聞いた小学生たちも、中学に行ったら吹奏楽をやろうと思ってくれたのでは」、藤村会長は「青空の下で素晴らしい演奏を聞かせてくれた。予想していたよりたくさん募金が集まったので、役立てて頂けたら」と気持ちを伝えた。
同中吹奏楽部には26人が在籍。目録を受け取った杉谷さんは「すごくうれしい。地域のつながりを強く感じることができた。聞いて頂ける方に温かい気持ちになってもらい、元気になってもらえるような音楽をますます頑張っていきたい」と思いを話した。