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【三山ひろしのさんさん歩】伝統技法べんがら染めでオリジナル手ぬぐい作りに挑戦「つちといろ」

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【三山ひろしのさんさん歩】伝統技法べんがら染めでオリジナル手ぬぐい作りに挑戦「つちといろ」

山に囲まれた小さな集落で自然を感じられる体験!

今回は高知県長岡郡大豊町をお散歩する三山さんと川辺アナ。

この日二人が訪れたのは、高知市から北へ車で1時間ほどのところにある「つちといろ」。

自然を感じる特別なものづくり体験ができると聞いて、足を運んだ。

迎えてくれたのは、「つちといろ」の店主の武安亜希子さん。

一体こちらのお店では、どんな体験ができるのだろうか?詳しく探ってみよう。

開業6年目を迎える「つちといろ」は、染め物体験ができるお店で、今年8月には1日1組限定で宿泊ができる施設が誕生した。

染め物は、べんがら染めといわれる土に含まれる酸化鉄から作られる「弁柄(べんがら)」を使用して染める伝統的な染色技法を用いている。

淡くて優しい色合いが表現でき、退色しにくく、紫外線や水に強いのが特徴だ。

一棟貸しの宿は、室内がリフォームされていて居心地のいい空間が広がる。山に囲まれた自然の中でリフレッシュできる宿泊施設だ。

 

ラフティングがきっかけで高知へ移住!そして「つちといろ」を開業

広島県出身の武安さんは、15年ほど前に高知へ移住。

そのきっかけは、友人に誘われた高知旅行だった。

大豊町を流れる吉野川で体験できるラフティングに参加したところ、そのエキサイティングな楽しさに魅了され、移住を決意。

移住後は、ラフティングのインストラクターとして働いていた。

その後、結婚・出産を経験し、ラフティング以外にも地元の方や観光客の方が楽しめるものはないかと模索した時に出会ったのが、土で染める「べんがら染め」だった。

自ら土を調合し、燃焼させることでいろいろな色を出せるべんがらに魅了され、開業を決意。

今ではワークショップや修学旅行生への体験教室で、べんがら染めの魅力を多くの方に伝えている。

三山さんと川辺アナは、武安さんが作った作品を拝見。

三山さん:これぐらいの作品を作るには、どのくらい時間かかりますか?

武安さん:特殊な折り方と木枠を使うので、2〜3時間くらいかかります。

お部屋に1つあるだけで、雰囲気が変わりそうな作品に見惚れる三山さん。

べんがらが表現する独特な色味に魅了されているようだ。

 

色の使い方でさまざまな表情を見せるべんがら染め体験に挑戦!

ものづくりが大好きな三山さんは、べんがら染めに興味津々!川辺アナと一緒に手ぬぐいを染色してみることに。

まずは染色部分が幾何学模様になるように下準備からスタート。

三山さんは手ぬぐいを四つ折りにして三角形に畳む。川辺アナは三つ折りで挑戦!

四つ折りだと模様が細かく色鮮やかに。三つ折りだと模様が大きく色の濃淡がはっきりする。

手ぬぐいを畳み終えた後は、木枠で手ぬぐいをサンドしてクランプでギュッと固定する。

下準備完了。二人はそれぞれ折り方や使用する木枠を自分の好みにチョイスした。

最後は染料選び、たくさんの中から好きな色を選んで染色する。三山さんは黄色と青をチョイス。

川辺アナは紫、緑、オレンジ、ピンクをチョイス!どんな仕上がりになるか楽しみだ!

ハケを使用して染色開始!

まるで職人のような手捌きで色をつけていく。迷いなく塗り進める三山さんを見て、川辺アナも必死についていくぞ。

塗り終えた後は、木枠を外して仕上がりを確認する。

木枠でプレスした部分は染まる事なく、手ぬぐいの白地のままになっている。

二人が染めた手ぬぐいはこちら。はっきりとした色味で個性的な幾何学模様が印象的な三山さん。

一方、川辺アナは優しさを感じる淡い色合いで大胆な丸模様が印象的な仕上がりとなった。

伝統的な染色技法であるべんがら染めを体験し、心が満たされた二人。

次は一棟貸しの宿に泊まり、ラフティングや大豊町の自然も満喫したい!そんな思いを抱いた一日だった。

今回のさんさん歩はここまで!次回の記事をお楽しみに。

 

つちといろ
住所:高知県長岡郡大豊町上東16
電話:090-2897-1797

情報提供/高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや

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