300年前の閑かな祈り【駅ぶら】06京王電鉄403 井の頭線34
※2024年2月撮影
トップ画像は「新代田駅」「環状七号線」(東京都道318号)を渡って西側から駅舎。
「井の頭線」を見下ろしています。画面奥は隣駅の「東松原駅」。
※2024年2月撮影
「環七」を北に歩きます。
※2024年2月撮影
ふり返って「新代田駅」。
※2024年2月撮影
ガスステーションの手前を東に入ります。
※2024年2月撮影
マップに「稲荷神社 庚申塔・地蔵堂」と表示されています。
※2024年2月撮影
鳥居は朱ですが、お稲荷様眷属のお狐さまはありません。神様にお邪魔したご挨拶をします。神社の詳細は分かりません。
※2024年2月撮影
これは見事な庚申塔とお地蔵様。
※2024年2月撮影
近づいて目を凝らすと刻まれた年月日が読めました。
左端の地蔵様は元禄十丁丑年十月十五日(1697年)。
3基の庚申塔は青面金剛像と三猿がハッキリわかります。左の一番小さい庚申塔には正徳元辛卯年八月廿七日(1711年)。その右は判読出来ず、右端は元禄十二己卯年(1699年)。
※2024年2月撮影
300年ほど前に、街道の何処かにひっそりと建っていたものがここに集められて大切にされています。庚申塔や地蔵に祈った人々の閑かな願いが伝わってくる様です。
そのまま閑静な住宅街を西に歩いてゆきます。
※2024年2月撮影
閑かです。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)