【強い】ローソン100で「醤油ごはん」とだけ書かれたおにぎり発見!!!! 果たして “不景気の産物” なのか?
「あるところにはあるし、ないところにはない」で知られるコンビニ『ローソンストア100』が、先日『焼肉のタレかけご飯』を発売したことでインターネットが若干ザワついた。平たく言うと「不景気もくるとこまできた」という見解を示す層が一定数いたのである。
とはいえ焼肉のタレをかけたご飯自体がウマいことは誰しも認めるところなので、不景気がくるとこまできたかどうかは、現物を見なきゃ判断のしようがないじゃない? ってことで『焼肉のタレかけご飯』を求めてローソン100へ来たのだが、残念ながら売ってなかった。
代わりに、スゴいヤツを見つけてしまった。
・コイツはヤバい
ローソン100店内で私が思わず三度見したスゴいヤツ。それはズバリ……
『醤油ごはん』である。
「新発売」のシールが貼られている以外、情報はなにも記されていない。コンビニおにぎりってもっとこう、パッケージがゴチャゴチャしているイメージだが、ローソン100は基本的に多くを語らないストロング・スタイルのようだ。カッケー。
『醤油ごはん』の正体が仮に “醤油をまぶした米” であった場合……「税込124円は高いのでは?」という気が、一瞬だけしなくもない。
しかしコンビニ大手3社の『塩むすび』が軒並み110円代であることを考慮すると、『醤油ごはん』の124円は至極適正な価格といえる。「最近のコンビニおにぎりは、みんなが思っているより、高い」← これ重要。
・物価がバグってる
なお11月27日現在、ローソン100では『デカ盛りチャレンジ』キャンペーンが実施中。
おにぎり部門からは『ばくだん 大きな焼鳥』(税込167円)がデカ盛りチャレンジにラインナップ。『醤油ごはん』と比較してみると……
こう。
『醤油ごはん』が94グラム。
『ばくだん 大きな焼鳥』が223グラム。
これで価格差43円は、どっちが高いとか安いとかではなく「ただただバグっている」といえるだろう。一体わが国の物価はどうなっているというのか?
・「醤油ごはん」とは?
それでは気を取り直して(?)、『醤油ごはん』食べてゆく。
中に具が入っている可能性も全然あるので、その場合は先ほどの “醤油をまぶした米” 疑惑を謝りたい。
はい、具は入っていませんでした。
悪い意味ではないことを十二分に前置きしたうえで、『醤油ごはん』を口に入れた瞬間、まず感じたのは“ほのかな酸味のような、形容しがたい複雑な味”だった。もっとガツン! と醤油が来るかと思っていたが、意外と奥ゆかしい感じである。
果たして白米に醤油をまぶせば、同じものが出来上がるのだろうか? 自前のコメにちょっとずつ醤油をマゼマゼ。
色合い的にはほぼ同じものができた。
うわぁ〜、おいしい! “炊きたて” というプラス要素があるにせよ、コレだけでモリモリ食べられてしまう。醤油をかけただけの米がこれほどのポテンシャルを秘めていたとは、正直ビックリした。
しかしローソン100の『醤油ごはん』とは、明らかに違う。例えるならコレが「醤油まぶしご飯」で、ローソン100の『醤油ごはん』は「炊き込みご飯の具がないヤツ」。
改めてパッケージ裏面を読むと、原材料の欄には「醤油たれ」と記載されている。醤油たれ……この「たれ」の部分に秘密があるとみた。あくまで予想ではあるが、醤油以外の隠し味が入っているのではなかろうか?
真相はさておき、ローソン100の『醤油ごはん』はただの貧乏グルメではなかった。「炊き込みご飯ってウマイけど、具がいらないんだよなァ……」と思っているそこのアナタ、必食!
・ちなみに……
ちなみにデカ盛りフェア中の『ばくだん 大きな焼鳥』は、大きな照り焼きチキンが豪快に挟まった「おにぎらず」風おにぎり。
甘くて濃厚なタレ、分厚くてジューシーなチキン、海苔の風味……ウマい。あまりにウマい。「さっきの醤油飯は一体なんだったのだろう?」一瞬そんな気持ちになるので、食べる順番に注意されたし。ローソン100の『デカ盛りチャレンジ』キャンペーンは12月2日まで!
(※ 『醤油ごはん』はデカ盛りキャンペーンとは無関係です)
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.