利回りで選ぶなら外国株投資信託!円安に強い&安定しているのがポイント!先進国と新興国の違いとは!?【眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話】
利回りで選ぶなら外国株投資信託
投資対象に外国資産を取り入れる
投資のリスクを抑えて安定したリターンを得るための方法の1つが、分散投資です(詳しくは58~59ページ参照)。
1つの資産に絞らず、投資対象を分けるのが分散投資のポイントですが、投資対象に外国株式や外国債券などの外国資産を取り入れることで、分散投資の効果がさらに高まります。また、円安が進行する状況では円だけで資産を持つと資産価値が減るリスクがありますが、そのリスクに備えることができます。
外国資産への投資は、高い利回りによって高いリターンが見込める点が魅力です。リスクもしっかり考慮しながら、自分の目的や目標に従って外国資産にどの程度投資するのかを決めましょう。
外国資産は、アジアや中南米などの新興国のものと北米やEU諸国などの先進国のものに別できます。
新興国は高い成長が期待できますが、リスクもあります。経済や政治が安定した先進国のほうを優先して、その次に新興国への投資を検討するといいでしょう。
先進国のなかでもアメリカの企業への投資がおすすめです。マイクロソフトやアップルといった誰もが知る世界的に有名な企業に投資することができます。
外国資産が安定のカギ
国内景気に依存しない
外国の資産を持っていれば、国内の景気が悪化しても影響を受けづらい。
円安にも強い
円の価値が下がっている円安でも、ドル建ての資産を持っていると安心。
先進国と新興国の違い
アジア、中南米の諸国など
経済発展の途上にある国々。経済成長が期待されるので、これらの国々の企業が発行する株式や債券は高いリターンが期待できる。ただし、変動幅が大きいのでリスクも高くなる。投資対象として、アジア地域が注目されている。
北米、EU諸国など
経済が大きく発展している国々。新興国と比べると株式や債券のリターンは大きくないが、値動きが安定していて投資のリスクが抑えられる。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話』著:伊藤亮太