『無印』の冷凍ピッツァに “エリア限定商品” があるって知ってた?「大和丸なす」が使われていて、めちゃウマよ
つい先日、世界最大の無印をぶらぶらしていた時のこと。冷凍食品コーナーの、ひときわ目立つ場所にドンと置かれている商品があった。
近寄ってみると、それは「ピザ」で、なんでもエリア限定の商品らしい。そんなレア商品があるだなんて、知らなかった記者はびっくり。もちろん買ってみたのだが、食べてみてこれまたびっくりだったので、みなさんにもこの感動を届けたい。
・大和丸なすを使用
無印良品を展開する株式会社良品計画は、伝統野菜の認知拡大を目指しているのだとか。無印が見据えているものには個人的に共感できるところが多いのだが、これまた「良いな」と思える取り組みである。
その中で生まれたのが冷凍ピザであり、奈良県の伝統野菜である「大和丸なす」が使われているのだ。記者は奈良県で暮らしているので、大和丸なすの存在はもちろん知っているが、目にする機会はそれほど多くない。
何度か食べたことはあり、ギュっとしまった身が特徴的だった覚えがある。あと見た目が丸っこくて可愛い。県内でも流通しているとは言い難い印象を受ける丸なすだが、まさか無印で出会えるとは驚きだ。
サイトの情報によれば販売は関西(奈良、大阪、京都、和歌山、滋賀)と広島の一部店舗とのこと。『大和丸なすの素揚げとアンチョビのピッツァマルゲリータ(税込950円)』と『大和丸なすの素揚げの照り焼きピッツァ(1050円)』と2種類あったので、両方買ってみた。
・ジューシーななす
まずは『大和丸なすの素揚げとアンチョビのピッツァマルゲリータ』をいただいてみよう。冷蔵庫で解凍、自然解凍、もしくはレンジで温めた後、オーブントースターかオーブンレンジで焼けば食べられるようになっている。
記者はレンチンしたあと、オーブンレンジで焼いてみることにした。レンチンしただけでも匂いと見た目で美味しさが十二分に伝わってくるのだから恐ろしい。
実は無印の冷食を食べるのははじめてなのだが、食べる前からかなりのクオリティであることを感じる。オーブンで焼くとやはり、お店で出てくるようなピザが出来上がった。
アツアツをほうばると、まずびっくりなのが素揚げした大和丸なすのジューシーさだ。調理法にもよるだろうが、記憶の中の大和丸なすの倍くらいはジューシーで美味しい。噛んだ瞬間になすの旨味がジュワっと広がるのだ。
もし記者がこれまでに大和丸なすを味わっていなければ、急いでスマホで検索して、なすを取り寄せようとするところである。冷凍食品でこれだけ美味しいと、確かに無印が目指す伝統野菜の認知拡大につながることだろう。
また、野菜だけでなく生地も美味しいのだ。サクっモチっとしていて香ばしく、なすとの相性も抜群に良い。今しがた窯から出てきたかのような味わいだ。
『大和丸なすの素揚げの照り焼きピッツァ』も同様になすと生地が最高で、そこに鶏の照り焼きがプラスされているのだから、より一層食べ応えがある。
ピザの大きさは人間の顔くらいだが、いずれもペロッと一瞬でなくなってしまった。これは今後、我が家の冷凍庫に常備されることは確実だ。
世界最大の無印があることもそうだが、限定の美味しいピザまで手に入るなんて、関西に住んでいて良かったとしみじみ。
手に入るチャンスがある人は試してみる価値は大いにあると思うし、遠くに住む人にも、冷凍でわざわざ送り付けたくなる美味しさだったぞ。
参考リンク:良品計画
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.