北陸地方の梅雨明けは観測史上最も早い6月29日 気象庁が確定値発表 最も暑い夏に
新潟地方気象台は2025年9月1日、新潟県を含む北陸地方の今年の梅雨入りと梅雨明けの確定値を発表した。梅雨入りは「5月22日ごろ」に、梅雨明けは「6月29日ごろ」となり、いずれも観測史上最も早かった。6月中の梅雨明けは初。また6〜8月の平均気温は26.5度で、統計を開始した1946年以降、最も暑い夏となった。
梅雨入りと梅雨明けの時期は、速報値とは別に、気象庁が春から夏にかけての実際の天候経過を踏まえ総合的に検討し確定する。速報値では梅雨入りは「6月10日ごろ」、梅雨明けは「7月18日ごろ」とされていた。
同気象台によると、今年は本州付近への太平洋高気圧の張り出しが強く、梅雨前線の北上が早かった。5月22日の梅雨入りも1951年の統計開始以降、1956年と並び最も早い。また梅雨が早くに明けたことで少雨にも見舞われ、上越市高田の梅雨の期間(6〜7月)の降水量は127mmで、平年比37%にとどまった。
梅雨明けの早さは夏の酷暑にもつながった。太平洋高気圧が引き続き本州に張り出し、暖かい空気に覆われ、晴れて気温の高い日が続いた。
北陸地方の6〜8月の平均気温は26.5度で、平年値を2.3度、記録的猛暑だった2023年を2.1度それぞれ上回り、統計を開始した1946年以降、最も暑い夏となった。日照時間も平年比140%と過去最高を記録した。高田の6〜8月の平均気温も平年値を2.4度上回る26.5度となり、統計開始以降最も高かった。
<a __gchrome_childframeremotetoken="97d680058384b6d59c5054507f537f23" href="https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/kako_baiu10.html" loading="lazy">気象庁 | 過去の梅雨入りと梅雨明け(北陸)( https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/kako_baiu10.html )