LAYRUS LOOP、BIGMAMA・金井政人が全曲プロデュース、CMソング入りの1stアルバムリリース決定、コメントとライナーノーツが到着
LAYRUS LOOPが12月4日(水)に1stアルバム『HAPPY BIRTHDAY』をCDリリースし、11月20日(水)に「pretty」を先行配信すると発表した。
関西を中心に活動している3ピース・レトロポップバンド、LAYRUS LOOP(レイルスループ)。同作は、「ゆめタウンの水着」TVCMソングに起用された「心躍る方へ」など全9曲入り。全曲、プロデューサーにBIGMAMAの金井政人を迎えて、楽曲のデモ段階からタッグを組んで制作された。どこか懐かしくて新しい歌謡曲的なメロディと、躍動感のあるバンドサウンド、そしてボーカル・オオトシ ユリヤの凛とした歌声が混ざり、ありそうでなかった独自のレトロポップが確立されたアルバムとなった。
また、LAYRUS LOOP初のCDリリースも決定。アルバムの配信と同じく、12月4日(水)にタワーレコード限定で販売される。あわせてプロデューサーの金井政人(BIGMAMA)のコメント、ライターの鈴木淳史によるライナーノーツが寄せられた。
【金井政人 (BIGMAMA)コメント】
ドラムのソラ氏はひたむきさと情熱を、
ギターのマホ氏は柔らかさと無邪気さを、
ベースボーカルのユリヤ氏が紡ぎ出した歌詞とメロディーにそれらが加わると、
懐かしさの中に新しさが、
激しさの中に儚さが、
優しさの中に強さが聴こえてくる。
それがLAYRUS LOOPの音楽なのだと思います。
HAPPY BIRTHDAY
お誕生日おめでとう。
さて、ここからがようやく始まりです。
鳴り響け産声よ。沢山の方にお祝いしてもらえますように。
プロデューサー金井政人 (BIGMAMA)
【ライナーノーツ】
2022年のデビュー以来、「グッドナイトベイベー」・「ダンスフロア」のイメージも強い事から、80’sシティポップ感やメロウなディスコグルーヴという印象が強かった。
今年7月にBIGMAMA金井政人プロデュースで先行配信された「心躍る方へ」は、これまで以上にロックな躍動感も伝わるキャッチーな楽曲であり、第二期LAYRUS LOOPの始まりを予感させた。
満を持して発表される1stアルバムは、全曲金井プロデュース。デモ曲のブラッシュアップから、レコーディングに至るまで、じっくりゆっくり金井とメンバーがやりとりを重ねて作られた。なので、LAYRUSが持つレトロな音楽ルーツが更に魅力を増している。
敢えて書くが、レトロとは決して懐古的な意味合いでは決して無い。このご時世、あまり鳴らされなくなった古き良き音楽を、現代に新しく極めてアップデートされたという意味合いでのレトロである。
リード曲「魔法使いになりたくて」は心地良いリズムビートであり、子供の頃に憧れていたキラキラ感を、大人になっても忘れる事なく歌として大衆に届けている。「ゆめみなとタワー」は昭和歌謡や演歌、「幸せ者なの」はカントリーやウエスタンなど、様々なサウンドも感じる事が出来た。
特筆すべきは、冷たくて最悪な世界でも男女関係なく”pretty”に生きられる事を前向きに歌う「pretty」。全体的に言える事だが、上っ面の肯定では無く、音も言葉も俯瞰から我々の心身へと冷静に響かせているからこそ信用できる。
幸せな事にも有り得た様で有り得なかったポップミュージックが令和2024年の今、誕生した。それ故にアルバムタイトル「HAPPY BIRTHDAY」の説得力が尋常じゃないのだ。
(文・鈴木淳史)
12月20日(金)には梅田Zeelaにて初のワンマンライブ『あつまれ!レイルス初ワンマン!!!』も開催予定。チケットはイープラスにて販売中。