【AIめし】夜食の献立を生成AIに任せる生活にしたら良いことしかなかった
我が家の料理長は生成AI。
朝は栄養ゼリー。昼はお弁当。そして夜は……何を作ろう……と考えるのも楽しかったが、ある時、生成AIに献立を考えさせてみたところ、これが実に良かった。
それからというもの、我が家の夜食は「AIめし」。もうかれこれ数ヶ月はAIめし生活を送っているが、いまだ飽きることはないし、良いことだらけだ。
どのように生成AIを使っているのか、具体的かつ簡潔に書いていこう。
【画像】なぜかGeminiは仕上げにスクランブルエッグをONさせることが多い。
まずは、冷蔵庫にある野菜や肉などの具材をメモしておく。賞味期限が近かったりの「必ず使う食材」があれば、それも、その旨をメモしておく。
あとは、どんな料理が良いのかをメモ。味付けなどの好みがあれば、それもメモ。そして、そのメモを、そのまんま生成AIにぶつけるだけである。
私が仕事を含めて主に使う生成AIは、GoogleのGemini(ジェミニ)。続いてChatGPT。あとはXのGrokもよく使う。
この生成AI三銃士に、その時の「食材メモ」を読み込ませると、三者三様のレシピが一瞬で返ってくるので、その中から食べたい料理、作りやすい料理……を選んで作って食べるわけだ。
実際にやってることを少しだけお見せしよう。
・実践
日々、この食材の部分だけをその日の食材に書き換えて、3つの生成AIにぶつけるのだ。すると、たとえばGoogleのGemini(ジェミニ)の場合、
これだけ詳細なレシピを一瞬で弾き出してくれるのだ。それを、料理好き(調理師免許も所持)の私が料理をすると……
こうなる。
肉と野菜しか入っていないのに、ものすごく食べ応えのある料理になっている。しかもウマイ。味付けが絶妙。調味料を最低限しか使わないのもAI料理人の特徴かも?
・いいことしかない
さらに、ほとんど毎日「肉野菜炒め」をリクエストしているのに、毎日、ビミョーにレシピが違う。食材が変わってくるので当然といえば当然だが、味付けや調理法もビミョーに変えてきたりもし飽きが来ないのである。
しかもだ。もしも仮にGeminiのレシピに飽きたりしたら(AIによって “得意な(よくやる)調理法” みたいなのはある)、別の生成AIのレシピに鞍替えすればOK。
かたや中華風の炒め系レシピが得意だとしたら、かたや煮込み料理が得意だったり、AIによって料理のアプローチが全然違う。それがまた面白く、飽きが来ないのに一役買っているのだ。
生成AIに献立を考えてもらう方法を思いついてから、なんだか我が家には3人の料理人(料理の鉄人)がいる感じになっている。
料理長Gemini、料理長ChatGPT、料理長Grok。この3人が提案したレシピを、調理師GO羽鳥が作るだけ。
うまい。ヘルシー。冷蔵庫の中の残り物が効率よく消費されていく。それでいて、間違いないのは、私の指示(希望)通りだが「太らない料理(ダイエット志向)」を考えてくれるのもポイント高い。
「AIめし」を覚えてから、レシピサイトを見ることはほとんどなくなった。これもひとつの時代の流れかな……なんてことを感じつつ。
今後も引き続きAIめしを食べ続けていたら、そのうち「おふくろの味」ならぬ「AIの味」が恋しくなる日が来るのかも。いや、もう来ているのかも。
参考リンク:Gemini、ChatGPT、Grok
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
screenshot」:Gemini