吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【大減水の河口湖で大型狙い#1】
テーマは「大減水の河口湖で大型狙い」。50cm超を狙って今期大減水の同湖へ。取材でやるからには最低でも尺半、ヨンパチが出れば合格点だが果たして吉田を達成できたのか。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
雨狙いで減水の河口湖へ
吉田康雄
「河口湖をやってみたいのですが……」
べつに構わないけど、吉田も知ってのとおり今期は大減水中だよ。
吉田康雄
「でも釣れてるって情報が入ったんですけど」
4月後半は奥川とか馬場川、ハワイなど北岸を中心とした流入河川前の立ち込みで大型が出てたみたいだけど、GWを過ぎたらめっきり大型の話を聞かなくなってしまったね。まあ記者が知らないだけでひそかに釣れている所があるのかもしれないけど、まああまり期待はできない。でも大雨直後とかスイッチを入れる要素があればもしかしたらあるかもね。
吉田康雄
「だったら雨狙いでいきませんか!」
おいおいマジかよ!
西湖落しで勝負!
5月13日(月)、大雨・大風予報を狙って河口湖の西湖落しへ。第一候補は北岸エリアの流入河川周辺だったが南風予報だったのでパス。遊び釣りであればそれもヨシだが撮影となると機材を守る意味でも、できれば風裏でやりたい。
南岸エリアでそれまで釣れている所となると、今期の水位では西湖落しくらいしか候補がない。
吉田康雄
「ポイントに関してはボクより関口さんのほうが詳しいでしょうからお任せしまーす」
お任せしまーす、と気楽に言われてもなぁ。
まずは無難に西湖落し駐車場前の道路側から竿を出す。時刻は6時すぎ。ところが風が巻いているのか、予報とは逆でほぼ真正面から雨風が吹き込んでくる。しばらくは我慢していたが長竿使用のうえ、エサは濡れてしまうしレンズにも水滴が付くわで釣りにも仕事にもならない。
モジリが対岸寄りに出てるし移動しようか!
大雨のなか荷物一式を担いで西湖落しを渡り対岸へ移動する。時刻は8時すぎ。
ここで迷ったのが西湖落しのワンド向きか、それとも東を向いて本湖向きか。ワンド向きなら風裏だが本湖向きだと左から雨風を受ける。
ここからは吉田に任せるよ。どっちがいいかは自分で判断して! ちなみに水深が深いのは本湖向きだからね。
吉田は前者を選択。
吉田康雄
「大雨だしローライトだし、浅いほうが大型向きでしょう!」
まったくもって安直な考えだが(笑)、時と場合によっては一理ある。
当たりエサで挑む
ボーダレスGL25.5尺竿を継ぎ両ダンゴの底釣り。タチは2本弱。エサはつなぎグルテン入りペレ道(ペレ道1袋+つなぎグルテン1袋をよく撹拌)200㏄+ダンゴの底釣り芯華200㏄+水200㏄。
ちなみにこのエサは週刊へらニュース5月24日号編集部員がゆく・榛名湖取材でモデルを差しおき49cm頭に33枚の爆釣を演じ、仲間内では空気を読まないエサとして有名(笑)。
吉田康雄
「今のボクには当たりエサですから!」
釣り台を入れたのはワンド向きに広がる水中浅瀬。しかも吉田の台は特注の超大型なのでバッグからロッドケースまですべて載せることができるもの。
吉田康雄
「もう何十年も使ってるのでボロボロなんですが、いまだ現役で使ってます。河口湖もそうですが榛名湖など立ち込み必須の所も、これ一台で事足りてしまうんです」
ようやく落ち着いて釣り開始となった。雨風は相変わらず強い。悪条件こそ大型出現率が高いと言われる河口湖なので、吉田の期待感ははち切れるほどだった。
次回も「大減水の河口湖で大型狙い」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>
この記事は『週刊へらニュース』2024年6月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。