【山鹿市】一人で行ってもあなたの事を思い出す、不思議な名前の公園で心が浄化する~瞑想の森公園~
慌ただしく春が過ぎてゆく中、気分転換にぴったりの穴場な公園を山鹿市に見つけました。派手なものは何もないけれど、美しい自然を吊り橋から眺められる、癒しの散歩が出来る「瞑想の森公園」をご紹介します。
場所は山鹿市鹿北町岩野
熊本市中心部から車でおよそ1時間。山鹿方面へ国道三号線を走っていると、大きな目印があります。ガチ勢すごい…!「くまもと山鹿和栗スイーツフェア」に参戦するも甘かったと痛感した | 肥後ジャーナル - 熊本の今をお届けするメディアサイト↑こちらの記事に登場する「ロースターズカフェ 琥珀の刻 (こはくのとき)」のすぐ近くです。
こちらでランチをしたりして、のんびりドライブ、ゆっくり珈琲、ゆったりお散歩が出来ますよ。 山鹿っていい場所だなぁ。 歳を重ねてくると、「混雑した街」へ行く事に対してどうにもこうにも足が重くなってしまい、こういう場所へ車で行く事に幸せを感じます。
目印から公園の方へ進むと、まず最初に広い駐車場がありますので、こちらに駐車します。
吊り橋の上で風を浴びる
駐車場に車を置いて、1分程歩くと、吊り橋があります。
「水天宮吊橋」と、あります。
美しい岩野川が澄んでいる様子が一望でき、心現れる時間が過ごせます。
橋は足元の板が少しガタついていたりしておりますので、安全な靴を履き、お子様は大人と一緒に渡るようにされてください。ゆらゆらと揺れる感じはあまりしませんでしたが、橋がカーブしておりますので、スリルがありました。
夏に向かって濃くなってゆく緑。透明な川の水の音と、髪を揺らす風の音だけがする「瞑想の森公園」。ゆっくり考え事をするのにもぴったりな場所です。
橋を渡ると柵がしてありました。
猪の侵入を防ぐ為でした。出入りをした際は、施錠をお願い致します。
橋を渡ってから、この坂を下りてゆくと、
川に触れる事が出来ます。とても美しいですよ。 ただ、川に降りる途中で「青大将」に遭遇したので、蛇嫌いの方はお気を付け下さい。毒はありませんし、人が近寄ると逃げますが、怒ると攻撃してくることもあるので近寄らない事が一番です。
誰にも知られていないような、ひっそりと石橋
橋から公園へ戻ってくると石橋がありました。Googleマップで見てみると口コミは0。なんというひっそりとした古い石橋なのでしょうか。少し寂しい感じがします。
女田橋(おなだばし)というそうです。 「大正3年(1914年)に女田地区の男岳川に架けられた石橋です。石工は福岡県八女市立花町辺春の中村時次郎とされています。平成6年の河川改修で現地に移築されました。輪石は元の石材ですが、そのほかは整備の時のものです。」 とありました。
表面だけみると、近代の橋に見えます。どうぞお見逃しなく。
橋長11.7m、幅員4.8m。
横から見た姿は雑草が生えており、これはこれでアートな雰囲気になっておりました。
この眼鏡橋(町指定文化財)は大正3年(1914)、筑後の石工により築造されたものといわれ、鹿北町女田地内の県道に架設されたもので、橋長11.7m、幅員4.8mあり、円に近い弧を描き、近代的な美しさをもった眼鏡橋である。平成2年7月2日の未曾有の大水害により、岩野川支流男岳川の災害復旧助成事業によって、やむなく撤去せざるを得なくなった。ここに先人の偉業を偲ぶため、ぜひ保存したいとの要望があり、熊本県によって円弧の部分を移築したものである。
記念碑より これだけ緑に覆われていると「眼鏡橋」に気が付かない方もいらっしゃるようですね。
下には少しの水がちょろちょろと流れておりました。
相撲場もありました
橋の近くにすごく立派な相撲場もありました。
もちろんこちらも人は居らず、しーんとした森の中に突如現れる相撲場という不思議空間。
とても綺麗でしたので、頻繁に使用されているのかもしれません。賑やかに盛り上がっている様子が浮かんできます。
子供用の遊具は?
子供用の遊具は、ブランコ
ターザンロープがあります。
そして、お手洗い、水道があります。
案内板には日本庭園など記載がありましたが、
一部通行が出来ないようになっておりますので、ご注意下さい。 それでも、吊り橋、川、石橋など、歩数も少なく眺める事が出来るようになっておりますので、ゆっくりのんびりしたい方にはお勧めの公園ですよ。
野生の藤でしょうか?あちらこちらにとても力強く咲いており、感動しました。
吊り橋の真ん中で、空と川の間にふわりと浮いていると、もう会えなくなった人たちの事を思い出したりして、ゆっくりとした時間が流れました。 皆さまも是非、気候の良い時期にお出掛けになられてみてはいかがでしょうか? ※ゴミ箱はありませんのでお持ち帰りください。来た時よりも美しくをお願い致します。