<全日本大学野球選手権>中京大・川瀬(藤枝明誠高出)、初戦突破に2安打で貢献。最終学年、4番として「目標は日本一」
全日本大学野球選手権は10日、東京ドームなどで2回戦5試合を行い、中京大(愛知)の川瀬譲二外野手(藤枝明誠高出)が2安打を放ち、久留米工大(九州地区)との初戦突破に貢献した。 4番、左翼で先発した川瀬選手は三回と八回にいずれも中前打で出塁。チームは2本塁打を含む16安打で7-0、8回コールドで勝利した。 川瀬選手は「ロングも打てるけれど、出せるところで1本出した方が相手は嫌かなと思って」と、この日はチームに流れをもたらす打撃に徹した。
初めての東京ドームに「ワクワク」
全日本大学選手権は5番、一塁手で先発出場した昨春に続き2度目。 「いい緊張感で臨めている」。 昨年の会場は神宮球場だったが、今年の初戦は東京ドームに割り当てられた。 「ドームは初めてなので楽しみでワクワクしていた」と笑顔を見せた。
最終学年、4番で臨む大会
最終学年、4番としての覚悟を胸に、今大会に臨んでいる。 「自分と秋山(俊、3番)が打てずに負けたら、自分たちの責任と思ってやっている」 。卒業後の進路は未定だが、社会人でのプレー継続を希望している。 大勢のスカウトが目を光らせる大会で「その中でヒットを打つこと、結果も大事だけれど、凡打でも全力疾走する、そういうところをしっかり見せていく」と、野球人として大切な姿勢を忘れない。
「100%出し切る」
2回戦の相手は近大(関西)。「いいチームだけれど、相手によってやることを変えるんじゃなく自分たちの力を100%出し切ることが勝ちへの近道。 1点ずつ取って、勝利につなげていく」と、一戦必勝で目標の日本一を目指す。
(編集局ニュースセンター・結城啓子)