カスタムショーでも圧倒的人気のショベルカスタム@JOINTS 2025
ショベルをベースにしたカスタムの人気はショー会場に行けば明らか。そこで、この春に行われた2つのカスタムショーに展示されていたショベルカスタムを紹介していく。まずは名古屋で開催された「ジョインツ2025」から見ていこう。「JOINTS 2025」は毎年春に行われる日本を代表するカスタムバイクショー。今回は4月13日に「ポートメッセなごや」で行われた。当日はあいにくの雨となったが、約1万人が会場に訪れた。
クラシックながらも独創的な圧巻の作り込み
ボートトラックレーサーからインスピレーションを受けた「インフィニティ」の“BTシリーズ”の新作。レタリングやカラーリングが当時のスタイルを再現。
しっかりサスペンションが動く4速フレームショベルは「MCパンデミック」が製作。スポーティなレイアウトもグッド。
秀逸なメタルワークで仕上げられた「サティスファクション」のカスタム。エンジンまわりの作り込みも圧巻だ。
隙のない美しいショベルチョッパー
超絶ナローな車体とコンパクトなポジションでこれぞ「ラックMC」のチョッパーと思わせるアーリーショベル。細部まで隙のない作り込みはさすがのひと言。
「ハマンズカスタム」らしい落ち着いたカラーリングと流れるようなボディラインのマッチングが秀逸な一台。
ドラッグレーサー揃い踏み!!
ドラッグレーサーがクリスマスツリーとともに展示。今回はすべてがショベルだった。実際にレースに出場している車両なので、いかに速く走れるかが考慮されたビルダーそれぞれの考えに基づいた構造になっている。このメカメカしさがドラッグレース好きにはたまらない!
特集とは外れちゃうけど…ショベル以外のハーレーカスタムにも注目!!
ショベルのカスタムを中心に紹介している6月号の特集だが、ジョインツの会場にはヴィンテージモデルベースから高年式モデルのカスタムなど、さまざまな年式のハーレーが並んだ。中でも気になる車両を紹介していこう。
ヴィンテージモデルベース
クロムメッキ処理されたフレームやタンクの造形、エングレービングが施されたカムカバーなど、美しい作り込みの「ラック」のナックル。
昨年末の「ホットロッドカスタムショー」で海外ゲストから高い評価を得た「スタンス」のナックルチョッパー。タンクやフレームのカラーや造形など見所が満載の一台だ。
スポーツスターベース
タンクからリアフェンダーまでをストレートなラインで収めながらノーマルフレームを残している「チェリーズカンパニー」のロードスター。
スポーツスターのカスタムの幅広さを証明するようなモトクロススタイルは「FEW」が製作。数年前の作品だが今回イメージチェンジした。
高年式モデルベース。エボ・ツインカム・M8など
「JAPANESE CHOPPER RACING」エリアに展示されたパンアメリカベースのレーシングマシン。実際にサーキットで活躍している車両だ。
話題のパーツ、マンバのターボチャージャーを取り付けてホットに仕上げた「コブー」のロードグライド。リアまわりのエアロパーツも高い速度域をイメージさせる。
今年のクラブハーレーピックはこのカスタム!!
今回のクラブハーレーピックは「オールドスピード」のスポーツスターベースのトラッカーに決定。ワンオフ製作したタンクやシートフェンダー、複雑なレイアウトのエキパイや左出しのサイレンサー、2機がけのFCRなどをバランスよく組み合わせている。ストリートもいけそうな一台。