【役割を演じる】自分を「なりたい自分」に改造する魔法とは?【白魔法の心理学】
自分を「なりたい自分」に改造する魔法1
「なりたい自分」を思い描いてその役割を演じてみる
ふとしたときに自分の性格について「ネガティブだなぁ」と感じてしまう人は意外と多いのではないでしょうか? そんな自分がイヤで、時々自己嫌悪に陥ってしまう人もいるかもしれません。
そんなときは「なりたい自分」を想定して、そんな自分を演じてしまうという手が有効です。
ここでスタンフォードの監獄実験をご紹介しましょう。この心理実験では被験者を看守役と囚人役に分けて、模擬刑務所で収監しました。すると、看守は看守らしい高圧的な態度で囚人に接するようになり、囚人は看守に媚びたり、逆に反抗的な態度になったりと、囚人らしい行動をとるようになったのです。つまり、人に役割を与えただけで無意識のうちにその役に沿った行動をとるようになってしまったわけです。
これを自分の生活にあてはめてみましょう。たとえば、「ポジティブな明るい性格の芸能人(イメージしやすい人)」になりたいと設定します。最初のうちは、意識的に何事もポジティブにとらえるように心がけ、明るく人と接するようにします。しばらく続けていくと習慣として身についてきて、より自然にその役割を演じられるようになるはずです。このように「なりたい自分」を頭に描いて、それに即した行動を意識してとるようにしていくと、次第に自分の行動が、その目標に向かうために即した行動へと変化していくものなのです。
なりたい「自分」を演じよう!!
いつもおちゃらけているからか何を言われても傷つかないと思われてるな。
→あのアニメのシブいキャラになったつもりで毎日を過ごしてみよう!
あのアイドルの真似をしてみんなにチヤホヤされよう何を求められても動じずに淡々と依頼をこなすあのキャラになってみようあの映画の〇〇〇〇になってカッコつけようあの有名シェフになったつもりで料理をしてみよう泥くさいプレーをするあの選手になってみよう歌がうまいシンガーのつもりでカラオケに行ってみよう
【出典】『白魔法の心理学』監修:渋谷 昌三