阪神は甲子園7連勝中の才木浩人で首位固め狙う、ヤクルトは高橋奎二で勝率5割復帰なるか
昨季ヤクルト戦は3勝1敗、防御率2.51の才木
巨人戦3連勝で首位に立った阪神は8日から今季初の甲子園でヤクルトと3連戦。初戦は才木浩人が先発する。
昨季は自己最多の13勝(3敗)、防御率1.83をマークする飛躍のシーズン。推定年俸は5000万円から1億2000万円にはね上がった。
今季初登板だった前回4月1日のDeNA戦は5.2回7安打7三振3四球4失点で敗戦投手。3回、牧秀悟に先制アーチを浴び、6回に3点を失って降板した。
189センチの長身から投げ下ろすストレートは平均151.5キロで、全体の63.3%を占める。カーブも投げるが割合は2%にすぎず、ほとんどはスライダーとフォークの変化球2種類を織り交ぜて勝負する。
昨季のヤクルト戦は7試合で3勝1敗、防御率2.51。18打数1安打と抑え込んだ村上宗隆はケガのため不在で、才木にとってやりにくさはないだろう。
そして何より心強いデータが、ホーム甲子園では2023年9月14日の巨人戦から7連勝していること。慣れ親しんだ得意のマウンドで主砲不在のヤクルト相手だけに、確実に今季初勝利をつかみたい。
中8日で今季初勝利狙う高橋
一方、ヤクルトの先発は高橋奎二。龍谷大平安高から入団10年目の今季は、3月30日の巨人戦に登板して4回4安打4三振3四球2失点で黒星スタートだった。それから中8日空けて今季2度目の登板だ。
昨季は8勝を挙げたが、阪神戦は9月7日(神宮)の1試合しか登板がなく、5回6安打4失点で敗戦投手。その試合でも一発を浴びた佐藤輝明は今季すでに12球団トップの4本塁打を放っており、細心の注意が必要だろう。
3カードを終えて3勝4敗1分けで5位のヤクルト。6連戦の初戦を取って勝率5割復帰となればチームも勢いに乗る。高橋が思い切りのいい投球で甲子園の虎党に溜め息をつかせることができるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・A.ジャクソン-巨人・井上温大(横浜)
中日・K.マラー-広島・J.ドミンゲス(岐阜)
【パ・リーグ】
楽天・藤井聖-日本ハム・伊藤大海(楽天モバイル)
西武・髙橋光成-ロッテ・種市篤暉(ベルーナドーム)
オリックス・椋木蓮-ソフトバンク・L.モイネロ(京セラドーム大阪)
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記事:SPAIA編集部