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COVER YOUTH supported by ジーユー| iQ Lab 共同代表 野口岳

meets糸島

ジーユー×meets糸島の連載企画「COVER YOUTH 」第6弾。

この企画では、糸島で活躍するZ世代の若者をゲストに迎え、季節を取り入れたジーユーファッションを紹介しています!

今回のゲストは、九州大学を拠点に活動するシンクタンク「 iQ Lab」共同代表の野口岳さん。
デザイナーとして幅広く活躍する野口さんに、ジーユーの初夏のコーディネートを楽しんでいただきながら、糸島への思いや今後の展望を語ってもらいました。

COVER YOUTH vol.6 野口岳|supported by ジーユー

今回のカバーユース

野口 岳(のぐち がく)さん

<!-- 条件分岐 -->

1998年、神奈川県生まれ。
九州大学21世紀プログラム卒。
九州大学を拠点に活動するシンクタンク「iQ Lab」の共同代表を務める。

iQ Lab:https://imago.co.jp/iqlab

1998年、神奈川県生まれ。
九州大学21世紀プログラム卒。
九州大学を拠点に活動するシンクタンク「iQ Lab」の共同代表を務める。

iQ Lab:https://imago.co.jp/iqlab

小物で遊び心をプラス!ジーユー初夏のコーディネート

国内大学でトップの面積を誇る「九州大学 伊都キャンパス(以下、九大)」。ここに「10年後の当たり前」を作るため奔走するラボ(研究所)が存在します。その名も「iQ Lab」です。

「普段は白や黒など、モノトーン色の服ばかりを着ています。服を選ぶ手間や意志力を削減したくて。GUでは靴下やTシャツなどの普段着をよく購入しています」

そう話すのは、今回のカバーユース・野口岳(のぐち がく)さん。「学びながら働きたい」という思いを実現させたこの場所は、大学を卒業した現在も野口さんにとって日常の風景です。

そんな野口さんにmeets糸島が選んだコーディネートがこちら。テーマは「初夏の大人コーデに遊び心をプラス!」です。

徐々に暑さを帯びてくる5月。シンプルなTシャツやロンTが活躍し始める季節だからこそ、こなれポイントを作るのが難しいところ。

今回は子供っぽくならないよう、小物使いでキレイめ要素を入れ、遊び心の中に大人の余裕を感じられるコーディネートにしました。

ベージュ・ブラックを基調とする落ち着いたカラーのなかに、鮮やかな水色が夏らしさをチラ見せ。レザーのサコッシュ(バッグ)とサンダルは、知的な野口さんの魅力を引き出します。

「ベストは機能性が拡張されると、子供っぽさや作業着感がでてコーディネートが難しいんですよね。でもこれはちゃんとおしゃれ。普段使いできそうです」

プライベートでは釣りやキャンプに行くと話す野口さん。出かける場面を想像しながら、コーディネートを楽しまれている姿が印象的でした!

〈着用アイテム〉

コットンクルーネックT(半袖)/990円(税込)

3Dポケットユーティリティベスト/2990円(税込)

タックワイドハーフパンツNT+E/2290円(税込)
ハイアンクルソックス(ライン1)/290円(税込)

レザーグルカサンダル/3990円(税込)

レザーサコッシュ+E/2990円(税込)

カラーテープロングベルト/990円(税込)

UVカットラウンドメタルグラス/990円(税込)

※なくなり次第販売終了

「学びながら働ける場所」を目指して

——iQ Labとはどのような場所なのでしょうか?

iQ Labは簡単に言うと「研究所」です。主に九大内の課題解決がメインですが、学外のクライアントとも取引があります。これまではNTTドコモとの共同研究アプリ「FureFure」の開発や、学内AIバス「aimo」の開発、九大公式LINEアカウント「supportQ」の運営などを行ってきました。10年後に社会で当たり前となるサービスを企画・開発し、九大の中で実証実験を行うのが、iQ Labという組織です。

——幅広い活動をされている組織なんですね。そのなかで野口さんはどのようなお仕事をされているのでしょうか?

僕の肩書きは「デザイナー」ですが、コンサルティングと似ている部分があります。たとえば九大内を走るAIバス「aimo」を開発した際は、学生にインタビューやアンケートを実施し、学内の移動でどんなことに困っているのかを把握しました。そこから、どうすれば利用しやすいバスになるのかを考えるんです。目に見える事象だけでなく、言語化されていない本質的なお困りごとを解決するための施策を考えるのが僕の仕事です。

——想像する「デザイナー」と違ったので少し驚きました…!iQ Labに携わるきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

大学で「学びながら働きたい」と思ったのがきっかけでした。僕は高校生のころからフリーランスとして働いていたので、学びながら働くことは好循環を生むと感じていたんです。

たとえば法学部で契約書のことを学んだとしても、学生だとイマイチ内容がピンと来づらいですよね。でも企業や社会人の方と仕事をしていれば、必然的に契約書と対峙する場面がでてきます。年齢や立場が関係なく働ける場所がそばにあることで、学びを効率的に活かせるし、ハッピーに働けると思うんです。

そうした思いから、カリキュラムの制限なく学べる九大の21世紀プログラムに入学し、iQ Labを設立しました。

——iQ Labのお仕事は、少々特殊なようにも感じます。やりがいを感じるのはどんなときですか?

いつもやりがいは感じていますが、自分たちが作ったものに対して「生の声」を聞けた時はやっぱり嬉しいですね。先日も2024年度の新入生が、九大公式LINEアカウント「supportQ」を使ってくれていたんです。iQ Labでつくっていることを伝えたら「本当に助けられました!ありがとうございます!」って感謝されて。シンプルに嬉しいなって思いましたね。

おもしろさを伝えてくれる人と出会えた刺激的な日々

——九大に入学された際、SNSで書かれていた「大学生活を4年間で終わらせるつもりはありません」という言葉には驚きました。当時の思いを教えていただけますか?

それが、全然覚えていなくて。「こんなこと書いていたんだ」って自分でもびっくりしました。でも「性格が出ているな」って思いますね。

昔から校則や決められたルーティンから遠のいちゃうんです。他者が敷いたレールを歩くよりも、自分の興味・関心のほうが重要というか。「やりたいことをやる」っていうのが大事なんです。だから「大学は4年間で卒業しなきゃいけない」という暗黙のルールも、僕にとってはあまり重要ではありませんでした。

あと入学当時のエピソードで覚えているのは、学生証が配られたときですね。学籍番号を見て「野口岳」という個人ではなく、「学生」という枠でひとくくりにされているような気がしたんです。それも嫌だったので、「僕は僕なんだ」っていう意思表示としてSNSに書いたのかもしれません。

——野口さんの性格を表すエピソードですね。先日大学を卒業されましたが、振り返ってみてどのような期間だったと思われますか?

自分には無い価値観の人と、毎日のように出会えた期間だったと思います。九大は総合大学なので、さまざまな学部・学科がありますし、約3万人の学生が通う小さな街でもあるので、本当にいろんな人が集まっているんです。道を歩いているだけでも、ふとしたきっかけで違う価値観の人と仲良くなれたりするんで、それがおもしろかったですね。

僕自身、「おもしろいと思うものに情熱を燃やしたい」っていう思いがあるんです。だから「こんな研究してるんだ」「こんなこと勉強してるんだ」みたいな、自分が思うおもしろさを伝えてくれる人たちと出会える日々は刺激的でした。

——卒業して在学時と変わったことはありますか?

特にないですね。卒業した今も先生方と研究の話をしますし、仕事の話もします。学生のときから送っていた生活が今も続いているので、「ただ学生証がなくなっただけ」という感覚です。「学びながら働く」というスタンスは、今後もずっと続いていくのかなって思っています。

「みんなのもの感」がある糸島で子育てをしたい

——野口さんが考える糸島の魅力はどんなところでしょうか?

子育てをしていて感じるのは、外で遊べる場所が多いということです。僕は関東出身なんですが、子どもを遊ばせられる場所が本当に少なくて。キッズスペースや公園があったとしても、「1時間1000円」って規定されていたりするんですよ。

その点糸島は海辺を歩くだけでも遊び場になります。「自然が豊か」の一言で済ませることもできるのですが、僕はちょっと違う考えをもっていて。なんというか…「みんなのもの感」があるんですよね。

たとえば散歩コースとして知られている元寇防塁(今津地区)には、読書をしている人もいれば、仕事をしている人もいます。1番印象的だったのは、松ぼっくり使ってゴルフの練習をしている人がいたことです。「そんな使い方もあるんだ!」と驚きました。

同じ場所にいても、それぞれが思い思いの時間を過ごせる。糸島にはそんな場所がたくさんあるんです。そこが気に入っているところですし、「ここで子育てしたい」と思う理由でもありますね。

メンバーへ伝えたい思い「僕たちはすごいことをやっている」

——今後iQ Labをどのような場所にしていきたいですか?

「いい人」が集まる場所にしていきたいですね。今はメンバーのほとんどが九大の学生ですが、ここに集まるのは学生だけじゃなくていいと思っています。

最近はパートナー企業さんと一緒に仕事をする機会も増えてきました。今後は僕たちの活動や理念に賛同してくれる方が、iQ Labの仲間に加わってくれたら嬉しいです。

——最後に、今後の展望を教えてください。

iQ Labのメンバーに、誇りを持ってもらいたいです。ここで働いている彼らにとっては当たり前のことをしているように思えるかもしれませんが、僕は「すごいことをやっている」と思っているんですよね。最近は注目される機会も増えてきたので、「自分たちがやっていることは間違っていないし、すごくおもしろいんだよ」ってことが伝わっていくといいなと思っています。

おわりに

「大切なものは目に見えないんだよ」

物語「星の王子様」に登場するセリフを大切にしている野口さん。その精神は仕事とプライベートの両面に表れていました。

学びと好奇心、そして働くことへの圧倒的な貪欲さは、見習いたいと思う部分でもあります。

iQ Labのメンバーに野口さんの印象をお聞きしたところ、「好奇心大爆発3歳児」とのことでした。取材時に感じた知的で大人な余裕のほかにも、まだまだ隠された魅力がありそうです。

今後の野口さんとiQ Labの活動に、ぜひご注目ください!

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