小城の伝統と新しさが香る!クラフトジンとイベントが楽しめる小城蒸溜所(佐賀県小城市)【ふるさとWish】
佐賀県小城市といえば、小城羊羹やコイ料理、そして酒どころとしても有名なエリア。そんな小城市の歴史ある酒蔵をリニューアルした「小城蒸溜所」に瀧心海リポーターが訪れました。春の日差しが差し込むあたたかな空気の中、100年以上続く酒蔵の趣ある建物が迎えてくれます。蔵の中には、かつて使われていたお米を搾る機械や酒樽を使ったテーブルがそのまま残されていて、歴史とモダンが融合した素敵な空間が広がっています。
案内してくれたのは光武晋宏さん。「こちらでは蒸留酒のクラフトジンを作っております」と話す光武さん。小城蒸溜所では、ただジンを製造するだけでなく、アコースティックライブやお笑いライブなど多彩なイベントも開催。フリースペースとしても人気で、地元の人も観光客も楽しめる場所になっています。
小城蒸溜所のクラフトジン「OGIGIN」には、なんとおぎようかんや有明海苔といった小城ならではの素材が使われています。さらに、ようかん屋さんで廃棄予定だった小豆の殻も香りづけの素材として活用されており、SDGsの観点からも注目されています。ジンのベースとなるジュニパーベリーに加え、地元の名産品が絶妙にブレンドされているのが特徴です。
実際にジンを試飲した瀧心海リポーターは、「香りがまず全然違います!すっきりしていてアロマとハーブの香りが広がり、まるで部屋に置きたいくらい」と感動。「ジンって“飲む香水”って言われてるんですよね」と光武さんも語ります。ジュニパーベリーのハーブ感と、ようかんや海苔の個性が重なり合い、他にはない香りと味わいが楽しめます。
さらに小城蒸溜所では、ウイスキーやブランデーのようにオーク樽で1年間熟成させた特別なクラフトジンも登場。樽の中でまろやかに変化したジンは、見た目もウイスキーのような美しい色合い。バニラのような香りが広がり、ハイボール感覚で楽しめるのも魅力です。また、30万円から自分だけの「オーナー樽」を持てる制度もあり、1年後には自分だけのジンが手元に届くという夢のような体験もできます。
『小城蒸溜所』
住所:佐賀県小城市小城町964
電話:0952-60-2095
インスタグラム:@ogidistillery2021
営業時間:11:00~17:00 不定休
※営業時間などは変更される場合があります。事前にご確認ください。
※九州朝日放送 2025年5月12日「地元応援live Wish+」の放送内容です。