節約のために冷蔵庫の温度設定「弱」のままだった…。キッチンでやりがちな“夏のNG節約”
節約生活スペシャリストの三木ちなです。毎日使うキッチンは、水道代のほかにガス・電気代・食費もかさむ場所。ちょっとしたいつもの習慣が、じつは食費や光熱費を上げている原因になっていることも。ここでは、キッチンまわりでやりがちな、出費がかさむ「3つのNG行為」をご紹介。見直すべきポイントと合わせてお伝えします。
NGその1. 冷蔵庫の温度設定が「弱」のまま
冬に設定した温度のまま、冷蔵庫を使い続けていませんか? 季節はまもなく夏。冬は「弱」で問題ありませんが、気温が高くなればそうはいきません。
食材が傷みやすいこれからの時期は、消費電力が上がっても「強」設定がおすすめ。弱のままだと、せっかく買った食材やつくったおかずが傷んで、食費増につながります。
設定温度の目安は、「冬:弱」「秋・春:中」「夏:強」です。冷蔵庫は食べ物を守る大切なもの、24時間フル稼働する家電だからこそ設定温度を見直しましょう。
NGその2. 電気ポットを常に保温している
お湯がいつでも使えて便利な電気ポット。しかし、使い勝手がいい反面、保温状態をキープするため電力を消費し続けます。
ホットドリンクよりも冷たいドリンクを飲む頻度が増えるこれからの時期は、お湯の使用頻度も減るはず。ずっと保温し続けると電気代がムダになりますので、使うときだけ沸かす電子ケトルへの切り替えを検討しましょう。「買うのがもったいない」という方は、マグカップに水を入れて電子レンジで温める、コンロでお湯を沸かすでもOKです!
NGその3. 電子レンジの掃除を後まわしにしている
電子レンジの庫内、最後に掃除したのはいつですか? 食材の飛びはねや油汚れを放置していると、加熱効率が下がって余計な電力を消費します。
庫内の汚れを無視して使い続ければ、汚れが焦げて臭いが気になったり、ムラ加熱の原因になったりすることも……。
電子レンジの掃除を後まわしにしてもデメリットしかありません。週に一度でもいいので、簡単な掃除を取り入れましょう。キッチンペーパーとアルカリ電解水、ホームリセットなどを使って汚れを拭き取るだけでも、手間なくピカピカに。こまめに掃除することで、レンジの寿命がのびるほか、衛生面でもメリットがあります。
キッチン家電は使い方の見直しを!
キッチンは、家電をよく使う分ちょっとした見直しで光熱費を抑えられます。気づいた今が、節電するチャンスです! まずはできることから始めてみませんか?
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア