フードコーディネーター直伝!そうめんの盛り付け方
くるんと巻いて。ひと口サイズの盛り付け方
かわいいひと口サイズの盛り方です。指を使う丸め方と、フォークを使う巻き方、どちらもご紹介するので、作業しやすい方法で盛り付けてみてくださいね。
ひと口サイズに丸めたそうめんは箸で取りやすく、薬味や具材で飾り付けられるのが魅力。豪華に仕上げたい場合は、いくらやまぐろ、明太子などをのせてみてはいかがでしょう。
1. そうめんを指2本でつまみ上げる
冷水にそうめんを放ち、指先でそうめんをつまみ上げます。つまんだそうめんを冷水の中で泳がせるように動かし、麺の向きをそろえます。
2. 指2本にそうめんを巻き付ける
人差し指と中指にそうめんを持ち、もう片方の手でぐるぐると巻きつけます。
3. 指をそっと抜く
指をそっと抜き、皿に盛り付けて完成です。表面に指を抜いた穴が残るので、穴を隠すように薬味や具材をトッピングするときれいな見た目に仕上がります。
4. 具材で穴を隠す
穴を隠すように薬味や具材をトッピングするときれいな見た目に仕上がります。
フォークで巻く方法
フォークでそうめんを適量すくいとり、パスタを巻くようにそうめんをフォークに巻きつけます。フォークをそっと抜いて皿に盛り付けて完成です。
そうめんが巻きにくい場合は、もう片方の手のひらにフォークの先端をかるく当てながら巻くか、皿の上で巻いてください。
七夕にぴったり♪ 束での盛り付け方
そうめんをタコ糸で縛り、束のままゆでて盛り付ける方法です。皿を夜空に見立て、天の川が流れるようにそうめんを盛れば、七夕にぴったりの雰囲気が演出できますよ。
最大のポイントは、最後の仕上げでタコ糸で縛った部分を切り落とすこと。全体のバランスをととのえるとき、そうめんを動かしても束がバラバラになりません。
1. タコ糸で縛ってゆでる
そうめんひと束をざっくり3等分し、それぞれの端1cmほどの場所をタコ糸で縛ります。ほどけないように、タコ糸を3~4周させてしっかり結びます。
※たっぷり盛り付けたい場合は、ひと束まるごとタコ糸で縛ってください。
たっぷりの湯を沸かし、そうめんの結び目から入れます。そうめんひと束に湯1L用意すると、ゆでている間にそうめんがくっつきにくくなります。
そうめんがくっつかないように箸でほぐしながら、パッケージ記載の時間に従ってゆでます。
2. そうめんを洗って水気をきる
そうめんを冷水にとってぬめりを落とすように洗います。結び目をつかんで冷水の中で泳がせ、麺の向きをそろえます。
そうめんの結び目を持ったまま持ち上げ、もう片方の手で麺の表面をしごくようにして水気を切り、表面をととのえます。
3. 結び目を隠すように折りたたんで盛る
結び目が下になるように、束の両端を内側に折って盛ります。
4. 皿の上から下に向かって盛る
同様にそうめんの束を皿の上から下に向かって、少し重なるようにして盛ります。川が流れるように、麺の向きを変えながら盛り、最後に全体のバランスをととのえます。
5. タコ糸で縛った部分を切り落とす
タコ糸で縛った部分を少し持ち上げ、キッチンバサミで切り落とします。切った部分が目立たないよう、指で束の下に押し込みます。お好みで具材を添え、輪切りのオクラやベビーコーンなどを散らして完成です。
水切りもできる。ざるを使う盛り付け方
ざるに盛り付けると雰囲気が増すだけでなく、きっちり水が切れてふやける心配がありません。豪快に盛ってもおいしそうに見えますが、ここではひと口ずつ小分けにして盛る方法をご紹介します。
ひと口分ずつ箸でつまみやすいのが特徴です。ざるそばの盛り付けにも応用できるので、ぜひお試しください。
1. そうめんを指先でつまみ上げる
冷水にそうめんを放ち、そうめんを指先でつまみ上げます。つまんだそうめんを冷水の中で泳がせるように動かし、麺の向きをそろえます。
2. 片方の手にかけて持ち替える
つまみ上げたそうめん真ん中付近を、もう片方の手にかけて持ち替えます。
3. そのままざるにのせる
手にかけた部分の輪が上になるように、そのままざるにのせます。
4. やや重ねながらざる全体に盛る
同様に一列に並べたら、やや重なるように下段を並べていきます。そうめんの輪が隠れないように並べていくのがポイントです。ざる全体に並べて完成です。
油をまぶしておくとそうめんがくっつかない!
ざるに盛り付けたそうめんは時間がたつと、くっついてしまうことがあります。サラダ油、オリーブオイルなどをまぶしておくと、くっつくのが防げますよ。
涼しげな雰囲気!氷水に入れる盛り付け方
氷水にそうめんを盛り付けて、おしゃれに涼をとりませんか。氷水に浸していると麺が伸びるという意見もありますが、涼しげな見た目と、冷たいのど越しが魅力でもあります。食べる直前に氷水に浸し、なるべく早めに食べるといいですね。
氷を川の中にある岩に見立て、川が流れるようにそうめんを盛り付けると、自然なうつくしさが表現できますよ。
1. 氷水を大きめの器に用意する
ある程度深さのある大きめの器に氷水を用意します。家庭で作る製氷皿の氷でも十分ですが、市販の氷を用意するか、透明な氷を作っておくと、氷水の透明感が増して上品な雰囲気が演出できますよ。
2. そうめんを指でつかんで泳がせる
冷水にそうめんを放ち、そうめんを指先でつまみ上げます。つまんだそうめんを冷水の中で泳がせるように動かし、麺の向きをそろえます。
3. 向きをそろえて氷水の中に盛る
そうめんの向きをそろえたまま、氷水の中に流れるように盛ります。
4. 皿全体に盛り付ける
同様にそうめんを少しずつ氷水の中に入れます。途中で麺の向きを変え、やや重なるように盛り付けるときれいに見えます。お好みですだちの輪切りを浮かべて完成です。
シーンに合わせてそうめんを盛り付けよう
食べやすく盛りたいときはひと口サイズに、おしゃれに演出したいときは束ごとゆでて盛り付けてみましょう。暑い日には氷水を、水をきっちり切って食べたい場合はざるをご活用ください。盛り付ける皿や薬味、具材にもこだわって、そうめんをおしゃれに楽しみましょう。写真映えし、食べる人にもきっとよろこばれますよ。
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ライター:Uli(フードコーディネーター/パンシェルジュ/薬膳アドバイザー/レシピライター)