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シー・トゥ・サミットが短編映画『トレイルの向こう側』を公開。歩くことで「なぜ」と出会う旅へ

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シー・トゥ・サミットが短編映画『トレイルの向こう側』を公開。歩くことで「なぜ」と出会う旅へ

映像作家エリナ・オズボーンが、故郷ニュージーランドを3,000km歩いた記録『Beyond the Trail』。自然と人、自分自身との対話を描く。

トレイルの先にあるものを、映像で伝えるということ

アウトドアブランド「Sea to Summit」が手がけた短編映画『Beyond the Trail(邦題:トレイルの向こう側)』が、YouTube上で公開された。主人公は、長距離トレイルの旅を通して自らを語ってきた映像作家・ハイカーのエリナ・オズボーン。彼女が今回挑んだのは、ニュージーランドを南北に縦断する「テ・アラロア」。およそ3,000kmに及ぶこの道を、歩き、撮り、そして振り返る。

作品の舞台は、南緯44度・東経169度。アルプスの稜線、人跡未踏の渓谷、そして風が削った海岸線。静と動が交錯するなかで、彼女は歩くことの意味と向き合っていく。

静かな瞬間に宿る、“歩く”という行為の本質

『Beyond the Trail』は、単なる記録映像ではない。テントを張り、食事をし、雨風に耐え、ただ歩く。その繰り返しのなかで、見えない感情や問いが少しずつ浮かび上がってくる。
「なぜ自分はこの道を歩くのか?」
「自然とのつながりは、どこから生まれるのか?」

ミニマルで機能的な道具と、自然のなかの一人の人間。そのバランス感覚こそが、この作品の核でもある。

ギアとストーリーの交差点にあるブランドメッセージ

Sea to Summitが本作を通じて語ろうとしているのは、製品の性能だけではない。「旅そのものの価値」を映像というかたちで届ける姿勢は、ブランドが単なる“道具の供給者”にとどまらず、「体験の共創者」になろうとしている証でもある。

「Beyond the Trail」というタイトルが示すように、重要なのはゴールではない。歩いたその先に、自分自身の「なぜ」が見えてくる——そんな静かな余韻が残る作品だ。

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