がん治療の地域格差を考える 両側乳がんになりました248
東北では先週末、乳がん学会が行われていました。患者さんのためのプログラムもあるので参加された方もいらっしゃるのでは?
リアルで勉強だったり、患者会の集まりもできたり、ときちんと正しい情報や意義ある出会いもできる環境が戻ってきています。(コロナ第11波が不安ですが)
ジャパンキャンサーフォーラム2024で検索
今回は登壇する『ジャパンキャンサーフォーラム』について。
2024年のジャパンキャンサーフォーラム(JCF)は 「再逢~知識の探求と人のつながり~」がテーマ。各専門分野をけん引する著名な講師が一堂に集結する日本最大級のがんフォーラムとして、2014年から開催されています。
このオープニングのセッションは『がん医療の現状とこれから』。
瀬戸泰之先生(国立がん研究センター中央病院 病院長)のテーマは
「Precision Medicineーがん医療の現状とこれからー」
今後、がん医療において、Precision Medicine(遺伝子や環境、ライフスタイルの違いを考慮してそれぞれの患者さんに合わせた最適な治療を行う医療)が重要になってくるものと思われます。高齢化社会においてはことさら大切。がんセンターとして、どのように向き合っていくべきか、ともに考えましょうというテーマ。
後藤 悌先生(国立がん研究センター 中央病院 呼吸器内科 外来医長/CNJ理事)は
「総合的ながん治療と最新の医療技術」
複数の治療法を組み合わせた総合的ながん治療の重要性を解説してくださいます。最新の治療薬や治療法の進展、そしてゲノム検査をはじめとした検査や治療の普及における課題にも触れ、今後のがん医療の展望について議論するとのこと。
実はこのオープニングセッションに私も入ります。
私のテーマは「患者目線 地方からの視点で考える現状とこれから」
第4期のがん対策推進計画ではがん医療の均てん化に集約化も明記され、地方格差の拡大への懸念があります。医師・医療従事者不足から、自分の住む地域で適切な医療につながらない不安が患者さんにはあるのではないでしょうか?
どんどん個別化が進む中で、情報がないとそのジャッジもチョイスもできません。
患者目線での課題をあげて、ただ、待っていては『つながらない』いま、これから『つながる』にはどうしたらいいか、を考えてみたいと思います。
参加申し込み ジャパンキャンサーフォーラム2024
事前に参加申し込みが必要です。
知識を深めるために各疾患についてのオンデマンド配信もあります。
リアルでお越しいただくと、各患者団体さんの紹介が聞けたりもします。
詳しくは『ジャンパンキャンサーフォーラム2024』サイトをご覧ください。
https://www.japancancerforum.jp/
がん患者さんやご家族のための日本最大級のがんフォーラム
2024年8月24日(土)・25日(日)に国立がん研究センター築地キャンパス研究棟で開催!
国立がん研究センター
築地キャンパス 研究棟
〒104-0045 東京都中央区築地5-1-1