青山商事が増配と上限30億円の自社株買いの実施で株価がトップの上昇率に
「洋服の青山」や「スーツスクエア(SUIT SQUARE)」「麻布テーラー」などを展開する紳士服販売大手の青山商事は11月12日、2025年3月期の年間配当を従来計画の61円から127円に大幅に増額し、さらに30億円を上限に自己株式を取得すると発表した。150万株を上限に取得し、取得期間は2024年11月15日から2025年3月24日まで。自己株式を除く発行済み株式総数に対する割合は2.98%。
この発表を受けて、11月12日の終値が1334円だった青山商事の株価は13日、1634円で取り引きを終え、前日比22.49%プラスとなる大幅な上昇となった。東京証券取引所でこの日トップの上昇率となった。
また、青山商事は11月12日に2025年3月期の中間期決算を発表しており、売上高は840億4400万円(前年同期比1.2%増)、営業利益は6億4600万円(同53.8%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は6億3000万円赤字(前年は4億6300万円の黒字)と赤字に転落した。
青山商事の2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高は1988億円(前年比2.6%増)、営業利益は130億円(同9.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は91億円(同9.8%減)としている。