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【画家仲田大二の没後30周年記念】「仲田大二回顧展と和の心の共演」が新潟県上越市のミュゼ雪小町で開催

にいがた経済新聞

新潟県内では数少ない日展入選歴もある画家仲田大二氏の没後30周年を記念して、「仲田大二回顧展と和の心の共演」(同実行委員会主催)が新潟県上越市のミュゼ雪小町(あすとぴあ高田5階)で、11月15日〜17日の3日間開催される。入場無料。

上越市立城北中学校の校長を務めていた仲田大二氏の寄贈した100号を超える大作が上越市内の美術館、小学校、中学校、公共施設から一堂に集められ、一挙公開される。

秘蔵の100点近い作品も同時展示されるほか、共催展示として、100本の竹灯籠の幻想の世界展や、100年前の明治・大正時代のレトロ着物の世界展、上越茶道会の野村宗幽会長が自ら陰点する抹茶と高橋孫左衛門商店のお菓子も楽しめる。

「仲田大二回顧展と和の心の共演」の仲田尚美実行委員長は、「義父、仲田大二は1971年城北中学校長を退職以後、画を描くことに専念し、自宅には数百点の絵が部屋一杯に遺されておりましたが、2003年に不審火による火災に見舞われて、ほとんどの作品を失ってしまっていました。忠洋本人のアトリエに保管していた父親から受け継いだ絵の数々、以前火災に見舞われた際に焼け跡から救出した焦げ跡のあるスケッチブックだけが仲田大二作品の唯一の貴重な画描記録です。遺された仲田大二作品が埃を夜っていることが申し訳なく、私のような画に疎い者の手の中にあったのでは心痛む気持ちがありました。仲田大作品を見て頂いた方々には、上越の名士ともいわれるべき人と称され、その絵に引き込まれて涙さえ流される方に触れて、残された者の責任として、仲田大二作品の編案を決意したものであります。何日も何時間もの時を費やして、ほんの一瞬の有り様を描き込んで表現された仲田大二作品には、風も空気も息づかいまでもひたひたと伝わってくるようで、絵の中に込められた魂を感じます。一人でも多くの方々に鑑賞していただきたいと願っております」と話している。

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