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【藤沢 グルメレポ】蔵まえ34 - 懐かしさと新しさが出会う古民家カフェ

湘南人

画像出典:湘南人

古民家やアートが好きな方にぜひ知ってほしいお店「蔵まえ34(サーティフォー)」をご紹介します。
場所は、藤沢駅北口から徒歩5分ほど。
大正時代の部材を活用した昭和の古民家カフェです。

女性4人が挑戦する飲食を通じた地域活性

画像出典:湘南人

2024年6月にオープンした「蔵まえ34」を切り盛りするのは、前身となるギャラリー「蔵まえ」を運営する合同会社の同僚だった女性4名。

画像出典:湘南人 取材時は3名にお会いできました。

18年もの間、すぐそばの建物でギャラリーを営みながら数々のアーティストのサポート事業を行ってきたそうですが、移転せざるを得ないことに。
そのタイミングで、飲食という新規事業にチャレンジすることを決め、3年ほど空き家になっていた今の建物へ移られたそうです。

画像出典:湘南人

この辺りは、江戸時代に東海道の宿場として栄えた「藤沢宿」エリア。
「蔵まえ34」は、その街なみを継承し活性化を図るための市の事業に採択されています。
風情のある暖簾をくぐり、土間で靴を脱いで上がると、全面畳の店内にテーブルが並びます。
台所とトイレだけ改修し、間取りはほとんど変えずに使用しているそうです。

画像出典:湘南人

それぞれが得意な料理を担当

画像出典:蔵まえ34

ランチは日替わりでメニューは1種類。
運営メンバーで案を出し合って毎月のメニューを決めているとのこと。
佐野さんは発酵を取り入れた料理、佐藤さんは和食、田口さんはカレー、というように、メンバーの得意分野で担当を分けているそうです。
カレーは手間をかけてお肉も柔らかく煮込まれ、高齢者にもおすすめ。
付け合わせのスープやサラダのドレッシングもすべて手作りだとか。
ひと月のうちに同じメニューはなく、家庭料理や郷土料理をベースにした飽きのこない料理が魅力。
「今日は何かな?」とメニューカレンダーを小まめにチェックしたくなります。

画像出典:湘南人

画像出典:湘南人

この日のランチは「チキンマカロニグラタンと梅酢のピクルス(税込1,000円)」。
グラタンはホワイトソースから手作りで、生クリームが入った本格派ながら、優しいお味でいくらでも食べられそうです。
初めて食べる梅酢のピクルスは、ほのかに梅の香りがする爽やかな一品でした。
プラス100円でランチコーヒーをつけることができます。
懐かしさが漂う静かな空間で、食後のコーヒーをいただきながらホッとできました。

画像出典:湘南人

14:00からはランチからカフェ営業に切り替わり、週替わりのスイーツがいただけます。
4月は苺のスイーツが予定されていますよ。

画像出典:湘南人

さまざまな展示・販売や講座も開催

画像出典:湘南人

ここを知ったきっかけは、運営者のお一人である佐野さんのべんがら染めワークショップに参加したことです。
佐野さんは、染物のほか、工芸や発酵にも造詣の深い方で、各地で講座も行っています。
この日は、店内で「藍染め 暖簾展」を開催していて、佐野さんが染めた美しい暖簾のほか、衣類やハンカチなどが展示・販売されていました。
季節によって味噌や麹調味料の講座や試食会も実施しています。
また、ギャラリー時代の繋がりを活かして今後もさまざまな展示や講座が行われる予定とのこと。
佐野さんは「ここはギャラリー仕様の建物ではないけれど、食べることをメインにすることでギャラリーよりも多様な人が訪れてくれるため、活性化に繋がるのではと考えています」と話してくださいました。

人が集い、発信できる新たな拠点へ

画像出典:湘南人

長年ギャラリーで培った地域やアーティストの方々との繋がりを大切にしながら、新たな縁と広がりを育もうと奮闘中の女性たち。
台所から聞こえてくる彼女たちの楽しそうなおしゃべりも含めて、この空間を味わいにくる人が、これからどんどん増えていきそうですね。

蔵まえ34

営業時間

ランチ:11:30〜13:30
カフェ:14:00〜17:00

定休日

水曜日・木曜日・日曜日

電話番号

070-6647-0034

支払い方法

現金

禁煙・喫煙

禁煙

設備

座敷あり

アクセス

藤沢駅北口より徒歩5分

住所:〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢34

駐車場:なし

基本情報

お店の種類

カフェ・飲食店

ジャンル

和食

メイン料理

定食、スイーツ

利用シーン

ランチ

こだわり条件

落ち着いた空間

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