子どもたちを守る「いかのおすし一人前」とは?「大和広陵高校×香芝警察署」非行被害防止啓発イベントレポート
子どもたちを守る「いかのおすし一人前」とは?「大和広陵高校×香芝警察署」非行被害防止啓発イベントレポート
2024年8月28日(水)、奈良県香芝市の『エコール・マミ南館 1階ふるさと広場』において、大和広陵高校と奈良県香芝警察署が共同で、非行被害防止啓発イベントが開催された。
大和広陵高校と奈良県香芝警察署で共同実施
このイベントは、大和広陵高校の生徒会、吹奏楽部、美術部と奈良県香芝警察署が共同で実施し、地域住民への安全意識向上に大きく貢献したのである。
「いかのおすし一人前」とは?
今回は近くの園児たちも観客として参加。
このイベントでは、「いかのおすし一人前」という、子どもたちが犯罪に巻き込まれないための7つの合言葉をテーマに、様々な企画が行われた。
「いかのおすし一人前」とは
1.知らない人について「いか」ない(ついていかない)
2.知らない人の車に「の」らない(車にのらない)
3.連れて行かれそうになったら「お」おごえでさけぶ(大声でさけぶ)
4.へんだな、こわいなと思ったら「す」ぐにげる(すぐにげる)
5.へんだな、こわいなと思ったことは、おうちの人や先生に「し」らせる(知らせる)
6.「一人」で遊ばない(一人で遊ばない)
7.出かける「前」に、だれと、どこで、何をするか、何時に帰るかをおうちの人に話す(出かける前)
の7つのキーワードを合わせたもの。
犯罪にあわないためにも、子どもたちが覚えておくべき大切な合言葉である。
イベント内容
大和広陵高校の美術部が制作した「いかのおすし一人前」のポスターが展示され、生徒会から園児たちにていねいに解説が行われた。
園児たちは、ポスターの絵を見て、真剣に耳を傾けていた。
また、大和広陵高校吹奏楽部が、人気アニメソングや最新のヒット曲を演奏し、会場は、子どもたちの手拍子や歓声で盛り上がった。
続いて、奈良県警察音楽隊とカラーガード隊による演奏が行われた。
最後は奈良県警察音楽隊と大和広陵高校吹奏楽部により「いかのおすし一人前」の曲が披露され、高校生、園児たちが踊り会場を盛り上げた。
イベント終了後には、『エコール・マミ』来場者に防犯グッズやチラシが配布された。
参加した大和広陵高校の生徒会長の梶原大翔さんは
「今回、生徒会の方に香芝警察署からお声掛けいただき実現いたしました。また機会があればみんなでやりたいです。」
と語ってくれた。
所々ダンスでミスしてしまい、園児たちに伝わったのかを心配していた梶原さんだが、園児たちは、高校生のパフォーマンスを笑顔で見つめており、内容が伝わった様子だった。