【松戸市】パジャマで行けちゃう!? 現代アートを気軽に楽しむ新ギャラリーが団地に誕生
常盤平団地に新アートスポット「チョモランマチョップスティックスギャラリー」がオープン。日常に彩りを添える絵画や写真、彫刻と触れ合える場所です。
地域の人をアートで笑顔にしたい
高度経済成長期の象徴ともいえる「スターハウス」が今も残る常盤平団地。
この団地の近くに昨夏、「街の絵描き屋さん」として活動してきた美術家集団「チョモランマチョップスティックス」の功刀眞(くぬぎ しん)さんと川口隆弘さんがギャラリーを開きました。
功刀さんは松戸市出身です。
「この団地や並木の雰囲気が好き。高齢化が進む中、この土地の人たちを楽しませたくてオープンしました。気取らずに、パジャマのままでも気兼ねなく来れるような、それくらいくつろげる場所にしたかったんです」
展示は絵画、写真、彫刻、工芸とジャンルレス。
功刀さんがいいと思った作家・アートを紹介し、ライブ、パフォーマンスなどのイベントも随時開催しています。
壁も床もブルー系で統一されたシンプルな空間は、展示ごとに雰囲気ががらりと変わります。
日々の暮らしにアートをプラス
「『今までアートに興味がなかったが、ここで初めて作品を購入した』という方がいて、うれしかったです。東京まで行かなくても、良いアートに出合えることを証明したかった。アートは難しいと構えないで娯楽の一つと捉えてほしい」と功刀さん。
展示は1、2カ月ごとに入れ替え。
フィギュアなど「芸術」の枠組みにとらわれないアートや、大学生の作品も紹介していきたいとのこと。
いつもの生活にそっと彩りを添えてくれる。
そんな作品が並ぶギャラリーです。
(取材・執筆/なかゆう)
チョモランマチョップスティックスギャラリー
場所/千葉県松戸市常盤平2-8-2 ときわ平ボウリングセンター1階
開館時間/午前11時~午後8時
休み/火曜および展示替え期間
料金/入場・鑑賞無料
Instagram/@shinbon73