相模湾タチウオジギング釣行で数釣りを満喫【まごうの丸】波動抑えたアクションが的中
昨年は、今までにないほど相模湾のタチウオゲームが話題となった。1月下旬ごろからスタートし、4月まで楽しめたと記憶している。
待望のタチウオが回遊
今年はまだかと、首を長くして待ちわびていたタチウオフリークは多かったはずだ。もちろん私もそのうちの一人だが、3月に入り、ついにタチウオの群れが回遊してきたという情報をキャッチ。3月9日(日)、茅ヶ崎のまごうの丸に釣行した。
相模湾のタチウオの魅力は、とにかく魚がスレ知らずなところ。まだルアーを見たことのないような個体が多い。もちろん、日や時間帯でムラはあるが、ルアー操作に関しては難しいテクニックが必要ないくらいに数釣りが楽しめる。
その反面、相模湾というフィールドは比較的水質がきれいなため、生息域がとても深く、水深200m付近で釣りをすることが多い。
ルアーの釣り座は船のミヨシ側と決められており、指定されたなかでの選択となった。ただし、この日のルアー釣りは私一人だったのでミヨシを貸し切り状態。
朝のチャンスタイム
前記のとおり、深海釣りをイメージしていたが、到着したポイントは、なんと江ノ島が目と鼻の先。船長の水深アナウンスでさらにびっくりさせられた。水深は20m。
半信半疑でジグを落とすと、着底前にラインが止まり、いきなりのヒット。なにしろヒットレンジが浅いので、バタバタとヒットの連続。1時間ほどのモーニングチャンスタイムのあとは、タチウオの活性がひと段落し、少し落ち着きを取り戻したので、ここからはじっくりと探ることに。
この日を振り返ってみると、朝イチは何をやっても釣れた状況だったが、終盤にかけてテクニカルになっていった感じで、この時間帯にいかにタチウオに口を使わせるかが、釣果の差になったと思う。
スレさせないよう試行錯誤
相模湾のタチウオの群れは、そんなに大きな塊ではないので、一度見つけた群れを、終日追いかけて攻め続けていくことになる。したがって、時間の経過とともに魚がスレやすくなるという特徴がある。
そこで、できるだけスレさせないように、ジグのタイプを替える、アクションを変える、カラーを替える、ロッドの使い分けやリールのギア比……と、試行錯誤をしながらアプローチしていく。これこそが、タチウオゲームが面白いと言われる所以なのかもしれない。
ヒットパターンを見つけた
この日、キーポイントとなったのは、アクションとロッドの使い分け。
後半、ジグを飛ばして激しくアクションさせてしまうとまったく反応がなく、スーッと落ちるフォール時と、ただ巻きで誘い上げる時にタチウオがアタってきた。
フォール中にアタリが集中する時は、張りのあるロッドに、ただ巻き時に集中するときは、乗せ重視の軟らかいロッドに変更。
どうしてこのヒットパターンにたどり着けたかというと、釣り上げたタチウオが吐き出したベイトフィッシュに大きなヒントがあった。勝手なイメージで、もっと大きなエサを食べるものだとばかり思っていたが、5cmほどの小さな魚も捕食するのだと分かり、小魚を演出するように、波動を抑えたアクションでのアプローチが奏功。
このエサのヒントがなかったら、後半はかなり苦労する時間帯だったと思う。
<週刊つりニュース関東版 野呂昌明/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年3月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。