ソフトバンクホークスの歴代開幕投手 最多勝右腕・有原航平が2年連続の大役
3月28日、ホームでロッテ戦
パ・リーグ連覇を狙うソフトバンクは有原航平投手（32）が2年連続で開幕投手を務める。日本ハム時代の2017年と2020年を合わせて自身4回目の大役。3月28日のロッテ戦でまっさらなマウンドに立つ。
今春オープン戦は3試合に登板して防御率1.50。調整は順調に来ており、21日の広島戦から中6日での登板だ。
昨年の開幕戦はオリックス宮城大弥と投げ合い、6.2回1失点で勝ち投手となった。その後のシーズンで有原が14勝して優勝に貢献し、3連覇中だったオリックスの宮城は7勝に終わったことを考えると、開幕戦で投げ勝ったことは1勝以上の価値があったと言える。
昨季のロッテ戦は3勝1敗、防御率2.10と好相性。今年もエースらしい投球でチームを開幕ダッシュに導くか。
ソフトバンクの歴代開幕投手一覧
南海軍として球団創設された1938年から、そうそうたる面々が開幕投手を務めてきた。歴代の開幕投手は以下の通りとなっている。
1938年秋 鈴木芳太郎
1939年 政野岩夫
1940年 清水秀雄
1941年 神田武夫
1942年 神田武夫
1943年 清水秀雄
1944年 清水秀雄
1946年 松川博爾
1947年 別所昭
1948年 別所昭
1949年 柚木進
1950年 柚木進
1951年 江藤正
1952年 江藤正
1953年 柚木進
1954年 大神武俊
1955年 柚木進
1956年 柚木進
1957年 野母得見
1958年 杉浦忠
1959年 杉浦忠
1960年 杉浦忠
1961年 J.スタンカ
1962年 J.スタンカ
1963年 J.スタンカ
1964年 三浦清弘
1965年 杉浦忠
1966年 森中千香良
1967年 皆川睦雄
1968年 皆川睦雄
1969年 泉嘉郎
1970年 西岡三四郎
1971年 西岡三四郎
1972年 西岡三四郎
1973年 江本孟紀
1974年 江本孟紀
1975年 江本孟紀
1976年 山内新一
1977年 山内新一
1978年 山内新一
1979年 藤田学
1980年 山内新一
1981年 山内新一
1982年 山内新一
1983年 山内孝徳
1984年 山内和宏
1985年 山内孝徳
1986年 山内孝徳
1987年 山内孝徳
1988年 西川佳明
1989年 山内孝徳
1990年 藤本修二
1991年 村田勝喜
1992年 村田勝喜
1993年 村田勝喜
1994年 吉田豊彦
1995年 工藤公康
1996年 工藤公康
1997年 武田一浩
1998年 工藤公康
1999年 西村龍次
2000年 西村龍次
2001年 西村龍次
2002年 田之上慶三郎
2003年 斉藤和巳
2004年 斉藤和巳
2005年 和田毅
2006年 斉藤和巳
2007年 斉藤和巳
2008年 杉内俊哉
2009年 和田毅
2010年 杉内俊哉
2011年 和田毅
2012年 摂津正
2013年 摂津正
2014年 摂津正
2015年 摂津正
2016年 摂津正
2017年 和田毅
2018年 千賀滉大
2019年 千賀滉大
2020年 東浜巨
2021年 石川柊太
2022年 千賀滉大
2023年 大関友久
2024年 有原航平
2025年 有原航平
最多は山内新一の6度
球団で最も多く開幕投手を託されたのは6度の山内新一。1976～78年、80～82年の2度、3年連続で務めた。連続記録では2010年代にエースとしてチームを支えた摂津正の5年が最長となっている。
球団歴代最多勝（221勝）の皆川睦雄は1967、68年の2度の大役。通算187勝の杉浦忠は1958～60年と65年、2度の最多勝に輝いた斉藤和巳は2003、04、06、07年、昨年引退した和田毅は2005、09、11、17年と各4度の開幕投手を務めた。
2023年は大関友久が、育成出身として千賀滉大、石川柊太に続く球団3人目の開幕マウンドに立った。長い球団史に名を刻んだ有原も歴代の大投手に負けない力投が期待される。
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記事：SPAIA編集部