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ライトゲーム&エリアトラウトアングラーが1年間に費やした釣り具代を振り返ってみた

TSURINEWS

ルアー(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

釣り好きにとって、釣具の購入は趣味の一環であり、時には「つい買いすぎた…」と反省することもあるのではないでしょうか。筆者も例に漏れず、昨年は特にエリアトラウト用品を中心にかなりの投資をしていました。ふと気になり、1年間の購入額を計算してみたところ、その総額に驚愕…。この記事では、筆者の釣りスタイルや購入したアイテム、そして2024年に「買ってよかったもの」まで振り返っていきます。

筆者のメインの釣りは?

小学生の頃からずっと続けている事。それはスポーツでも書道でもなく釣りである。約30年近く釣りに夢中で周りからも「よく飽きないな」と言われるが、多分一生続けていくのではないかと感じている。

そんな筆者のメインの釣りは海のライトゲーム、特に近年はアジングを中心に近畿各地を回り、ここ2~3年は大学在学時以降ご無沙汰だったエリアトラウトにも積極的に釣行を重ねている。最近の釣行割合でいうとアジング:エリアトラウトが2:3くらいの割合で1月に半分以上はエリアトラウトという感じである。

エリアトラウト用品の購入が多い

テーマである私が昨年釣具に掛けた費用であるが、最近ではアジング用品は殆ど購入する事は無くなった。その理由としては折り畳みコンテナに詰め込んである釣り用品があふれているから…。アジングに夢中になっている時期に大量に購入しまくっていたので正直言ってよっぽどのものがない限り購入はしていない。昨年度購入金額では消耗品のフック等で5000円程度であった。

ここ3年程は完全にトラウト用品の購入ばかりでスプーン、プラグ、ライン等見つけたら即購入なんてこともザラである。特に最近ではSNSで情報発信される事も多く「いついつの何時より発売します」と広告されれば終業後に釣具屋に緊急走行なんてのも多い。

まさに魚を釣る道具に人間が釣られている状態である(笑)。しかし、喜びはプライスレスで不思議と後悔は一度もしていない。

一年間の釣り具の購入費用

さて、昨年の1月からカードの利用履歴を見てみると釣具屋だけで平均したら約9000円で年間になおすと9000(円)×12(ヶ月)=108000円であった。それに加えて現金購入もしている。現金では約10000円程度である事を考えるとトラウト用品のみで見てみると228000円と算出された。そこにアジング用品の5000円を加えて233000円…。自分でも恐ろしくなるほど使っていた。

反省する機会に?

独身という身分のせいか、この記事を書いて正直ビビッている私が居ます。この記事を書く依頼をくださったTSURINEWSの編集担当様ありがとうございます。反省するいい機会となりました。(買った事に後悔しているワケではありません。)

このように振り返る機会を得て、改めてタックルボックスの中を整理してみると普段稼働させているエリアトラウト用のスプーンがおよそ100枚、プラグは20個に加えて、2軍3軍スプーンボックスも多数で数えるのが怖くなって来た。極めつけが封を切っていない予備用のスプーンである。100円ショップで購入できるOリングで止めているものがあった。恐る恐る枚数を数えてみると…。90枚以上であった。1枚500円で計算しても45000円以上のスプーンを保有していたのだ。

ついつい限定モノやオリカラには手が出てしまいがち(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

買って良かったものは?

2024年で買って良かったものをアパレルとルアーに分けて紹介したい。

ワークマン・防寒ブーツ

まずはアパレル編である。2024年の1月に購入したワークマンの防寒ブーツである。

今までは足元はスニーカーだけで十分と思っていたが、早朝の釣りや夜遅くまで釣って帰って来ると足が冷えてロボット状態になり辛い思いをする事が増えて来た。また導入を迷っていた理由としてサイズが無かったという事である。筆者の足のサイズは29.5cmと普通の人に比べてかなり大きい上に幅広なので探す事が困難でもあった。

しかし、自宅近くのワークマンに偶然寄った際にあったものがシンデレラフィットして迷わず購入。しかも1980円と破格の安さであった事もあり凄くいい買い物をしたと思っている。実際に使用してみると地面から伝わる冷気をシャットダウンするだけでなく、足首の部分が柔らかめの素材なのでランディング時にかがんだりする姿勢を取る時に凄く楽な事もわかった。冬季の予備用の靴としても活躍してくれそうなので車の中に常備させている。

写真3:筆者の冬のマストアイテムとなった防寒ブーツ

ユニクロ・コンパクトベスト

次に紹介するアパレルはユニクロのコンパクトベストだ。薄く軽いのにしっかりと温かいベストで、付属の巾着袋に畳んで入れる事も出来る。仕事の時から釣りに行く時までインナーベストとして愛用している。ベストの上にコートなど羽織っていると冬場でも汗が出る程温かくなる。特に早朝や夕方以降などの時間帯で手放せない。しかも自宅で手洗いが出来る事も嬉しい。

ディープパラドックス・グラビティ

続いてはルアー編である。2024年もかなりルアーに投資したのは前編の通り。その中でも使用率もヒット率も高かったものがディープパラドックスのグラビティだ。キャンタこと狩野祐太さんが新たに立ち上げたブランドのスプーンで筆者のホームである千早川マス釣り場では少し重いウェイトの1.65gと1.35gの2展開しているスプーンである。

特に放流狩り~セカンドでの使用がメインであったが釣れすぎて塗装が剥がれる程使用しているスプーンだ。適度にスライドが入る設計で特に適水温の時期の釣りで活躍してくれた。またセカンドの釣りにおける”金残しローテ”においても適度に残った金が良く効いた。少し重いウェイトで強くアタックしてくる個体にもスプーンが弾き飛ばされる事も少なく確実にヒットに持ち込めた。

フックの大きさやリングのサイズを交換する事でタイトアクション~ワイドアクションに変わったりするギミックもあり面白いと感じた点だ。特に気に入ったカラーとしては1.35gのSHINBAがセカンドでハマる事が多くほぼ確実にセカンドでは使用していた。

2025年は何を買うか?

コロナ渦以降、物価の上昇は激しく釣具の価格も数年前のようにはいかなくなって来ている。特に金属が多く使われるルアーはその煽りをモロに受けている。スプーンはその典型的な例で1枚あたり50~100円は上がっている気がする。

2025年はショップのオリカラ購入から始まったが、フィッシングショーで発表されていたものも含めて注目のルアーを1個は手に取る事になるだろう。しかし、今年の目標はリールの入れ替えで現在使用している3つのリールは既に10年前以上のモデルを整備して使用している。愛着はあるが最新の機種に比べるとやはりスムーズさや軽さには限界がある。基本的には部品の生産終了までは使い倒したいが…。

しかし、得られる収入に比べて小売価格が上昇している現状をみればフリマサイトやオークションを活用して”少しでも安く”をテーマに購入を検討する事も考えている。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>

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