2月に西武渋谷店を閉店 ラオックスHDの1〜3月は最終赤字が12億円と赤字幅が拡大
ラオックスホールディングス(以下、ラオックスHD)は5月9日、2025年12月期の第1四半期決算を発表した。売上高は114億7700万円(前年同期比10.1%減)、営業利益は10億4700万円の赤字(前年は9億200万円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億3200万円の赤字(同7億9900万円の赤字)と赤字幅が拡大した。
ラオックスHDは、昨年9月25日に東京・新宿の「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEWYORK)」の跡地に3フロアで構成される「ラオックス」の新店舗、新宿東口本店をオープンした一方、2月には西武渋谷店を閉店している。家電量販店「ラオックス(LAOX)」などを運営するリテール事業は、売上高は48億300万円(前年同期比9.8%減)、営業利益は4億3000万円の赤字(前年同期は2億2300万円の赤字)だった。
洋菓子や雑貨などのギフト販売を手掛けているギフト・ソリューション事業は、売上高は61億9500万円(前年同期比9.4%減)、営業利益は2億6800万円の赤字(前年は3億2900万円の赤字)だった。中国国内で日本料理店「くろぎ」を展開するトレーディング事業は、売上高は8400万円(前年同期比70.7%減)、営業利益は1400万円の赤字(前年同期は600万円)だった。グループ企業が保有する不動産の管理業務などを行うアセット・サービス事業は、売上高は3億9200万円(前年同期比24.6%増)、営業利益は3100万円の赤字(前年同期は5200万円の赤字)だった。
ラオックスHDの2025年12月期の連結業績予想は、売上高は630億円(前年比2.4%増)、営業利益は6億3000万円(同342.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億円(同19.2%増)としている。