上越地域 高校野球「JIMリーグ」発足!球児の熱戦を間近で観戦
夏の全国高校野球がいよいよあさってから甲子園で開幕しますが、みなさんは高校野球の公式戦を試合会場で観戦したことはありますか?公式戦は現在、上越地域で行われていません。こうしたなか、高校野球を気軽に見てもらおうと、上越地域の高校が交流試合をする「JIMリーグ」が新たに立ち上がり、3日(土)、4日(日)の2日間、上越市と糸魚川市で8試合行われました。
上越 妙高 糸魚川の頭文字をとってJIMリーグ
「JIMリーグ」に参加したのは上越市、糸魚川市、妙高市11校の野球部です。
「JIMリーグ」は関根学園高校野球部の安川巧塁監督が、ほかの学校に協力を呼びかけて実現させました。現在、高校野球の公式戦は上越地域では行われず、最も近い試合会場は柏崎市です。上越地域では部員の数が減って連合チームもあるなか、地元で気軽に試合を見てもらうことで、野球人口の増加につなげたい考えです。
関根学園高校のグラウンドでは、関根学園高校と上越総合技術高校の試合などが行われ保護者などが声援を送っていました。
観戦した小学生
「迫力ある試合だった。公式戦を観る機会はあまりない。勉強になる」
上越総合技術野球部 長谷川采紀主将
「いろいろな人に観てもらえる機会で良い経験になった。こういう機会があれば高校野球が発展すると思う」
「JIMリーグ」は部員が試合経験を積む機会につながっています。関根学園高校ではこの2日間、試合経験のない部員を含めて29人が出場しました。
試合を観戦した保護者
「1、2年生だけのチームで観るのも新鮮で楽しかった。いろいろなチームと試合することは勉強になると思うので続けてほしい」
関根学園野球部 安川巧塁監督
「公式戦は柏崎市や長岡市、新潟市で行われている。学校間の交流や、多くの人が野球を観る機会をつくりたい。会場で小学生の姿も見られた。子どもたちが高校で野球をしてほしい。地域の人が地元の学校を応援する機会にしてほしい」
「JIMリーグ」は来年以降も行なわれる予定です。