ジュビロ磐田、鹿児島キャンプでJ3鹿児島に“1−0”！初陣飾ったジョン・ハッチンソン新監督「きょうは合格点」
復帰組のMF藤原健介が決勝点アシスト
鹿児島キャンプを行っているジュビロ磐田は1月22日、J3鹿児島と今季初実戦となる練習試合（30分4本）を行い、1−0でジョン・ハッチンソン監督の“初陣”を飾りました。
J3北九州へ期限付き移籍を経て復帰したMF藤原健介選手が途中出場で攻撃の起点になり、4本目の14分にユースから参加していた甲斐佑蒼選手の決勝点をアシスト。大卒ルーキーGK西沢翼選手の2度のビッグセーブもありました。
連係面はまだ構築途上ですが、ビルドアップへのチャレンジが見える内容にハッチンソン監督も「ボールをよく動かせていた時間帯もありますし、守備のハードワークも含めてよくやってくれたと思います。積極的にトライしてくれたのできょうは合格点です」と一定の手応えをつかんだ様子でした。
MF藤原健介・一問一答
ー自分がやりたかったことは。
攻撃的な守備とビルドアップにトップ下として関わることを意識しました。監督が求める基準には全然達していないと思いますが、徐々にみんなが監督のサッカーを理解してクオリティーが上がっている途中かなと思います。
ー攻撃に関わる部分でいいシーンが何度かあった。
自分としてはもっとビルドアップで受けられると思いました。相手が嫌がるエリアでボールを受けられるのが自分の良さなので、練習からもっと周囲に要求していければいいキーになれると思います。初めての試合なのでエラーはあると思っていました。ボランチの食いつき具合を見て、スペースを有効活用できるようにやってきたいです。
ーアシストのシーンは。
中に高い選手が多かったので、GKとDFラインの間に緩いボールを落とそうかなと思っていて、味方が走り込んでくれました。
ー昨季期限付き移籍したJ3北九州でもトップ下が多かったと思うが磐田でのポジションは。
ボランチとトップ下どちらもやることがあるので、どちらがいいとかはありませんが、トップ下の方が中央で自由に動けるので自分の良さが出せるのかなと思います。その中でセットプレーなどで得点に絡めればと思います。
ー磐田に戻ってきていろいろな決意があると思うが。
自分がJ1に上げる気持ちで帰ってきました。こういう試合からどんどん得点に絡んでいければと思います。
ー北九州での成長は。
自分が試合を作らなければいけない、チームを引っ張らなければいけないという気持ちが出てきたのかなと思います。
ー新監督のスタイルで課されているタスクは。
攻守において攻撃的にいく部分だと思っています。守備なら前から激しく、攻撃なら中央で起点にならないといけないと思っています。今日のプレーはまだまだで、少しずつ試合勘をつかんでいければと思いますが、得点には絡めたのでまずまずかなとは思います。
ーアシストは自分のスルーパスで獲得したCKの跳ね返りを味方に合わせた。
まずは相手の嫌な場所でボールを受けられたことが要因だったと思います。
ーキャンプのテーマは。
スタメンで出るつもりでいるのでアピールしつつ、けがを絶対にしないことです。
ープロ入り後、お世話になった人たちがチームを離れた。
ジュビロを作ってきた先輩たちがいなくなってきているので、これからジュビロを作っていく自覚をもってやっていきたいです。
ー背番号77は大津祐樹選手が背負っていた番号。
（大津）祐樹君が作ってきたものを自分が受け継いでいければいいなと思いますし、ジュビロの77は藤原健介と言われるようにやっていきたいです。
GK西沢翼・一問一答
ー2度のビッグセーブがあった。
自分たちのミスで招いたので、自分が後ろからうまく声を掛けていればピンチの場面はなかったと思います。もっとコミュニケーションを取っていきたいと思います。
ー川島、三浦、阿部と実績のあるGKの中で一番下という意識もあると思うが。
先に出た川島選手、阿部選手が無失点だったので、自分もしっかりゼロで抑えることを意識していました。はい上がっていくだけなので地道に良さを出していきたいと思います。
ーセーブのシーンを振り返って。
（1対1の場面は）相手が余裕を持っていたので、自分が駆け引きを先にしてうまくニアに誘導できたかなと思います。2本目もよく我慢できたと思うので、そういうプレーを続けたいと思います。練習から学ぶものが多いので、いろいろな選手の良さを吸収したいです。
ーキャンプのテーマを。
試合が入ってくるので、出ている時間帯をゼロで抑えたいと思います。