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2人目の妊娠、まさか「切迫早産」になるなんて。子宮頚管縫縮術~自宅安静を経て無事出産!

たまひよONLINE

息子と娘、2人の子どもを育てるママライターの”ミネキク”です。私が妊娠・出産を経験したのは、1人目が31歳、2人目は35歳の時でした。娘を妊娠したとき、「切迫早産」と診断されました。不安に負けそうになりながらも出産というゴールを目指した私の体験記をお伝えします。

妊娠34週で退院。自宅での絶対安静生活が始まる


35歳で妊娠した第2子が切迫早産。妊娠32週で子宮頚管縫縮術をし、9日間入院して、妊娠34週でなんとか退院することに。自宅での絶対安静生活が始まりました。

自分のトイレ、お風呂以外は、立ち歩き禁止。「基本、寝たきり状態で」とのこと。自宅は2階建ての戸建てで、トイレと水回りは1階に、リビングと寝室は2階にあり、常に階段を上り下りする構造。医師にそれを伝えると「では、1階のみで生活してください」と…。

結局、1階に布団を敷くスペースを作り、ずっと寝ていました。何かをすると、途端にお腹が張るし、何がきっかけで子宮口が開くかわからない。まるで爆弾を抱えているようで、毎日不安でした。

家族みんなが助けてくれて、一丸となって出産に


実母に、家のことは全部やってもらいました。私は必要最低限のことしかできなくなり、シャワーのたびに、ボロボロ泣いていました。「周りの人にたくさん迷惑をかけて、私は役立たず。赤ちゃんもちゃんと産めるかわからない、いなくなりたい」と、いつもそう思っていました。今思うと、うつ状態だったのでしょう。

一方で、お腹の赤ちゃんは、元気一杯。よくお腹をキックしてきます。夫も仕事をやりくりして、保育園の送迎をしたり、長男のケアをしてくれたりしました。実母は、実父を家に残して、私たち家族と暮らし、寄り添ってくれました。

実母は、きっとメソメソする私を見るのは辛かったのだと思います。「赤ちゃんを産むことはあなたにしかできない。大丈夫、がんばれ」と、励ましてくれました。1人では、とても産めなかった。家族のありがたさを感じました。

やっと正期産!抜糸から計画出産で産まれました


妊娠37週で正期産に入り、「産まれても早産じゃない!」と家の片付けをしたら、子宮口が4センチまで開いてしまいました。診察後、即入院し、翌朝に抜糸、そのままお産に入ることに。

抜糸後、誘発剤を点滴したのですが、微弱陣痛が続き、本格的な陣痛が始まりません。「破膜(わざと卵膜を破る)しますね」と処置されたら、一気に陣痛が押し寄せてきて、「わわわ、やばい!」と、ナースコール!

「きたきた〜!」、「ぎゃあ〜〜、痛い〜〜〜!」と叫びながらも、出産は2回目だったので、意外と冷静でした。とにかく、「無事に赤ちゃんを出すんだ!」と、 精一杯でした。

「ご主人、呼びましょうか?」と言われても、「集中できないので呼ばないでください!」と、返答。10分ほどで、女の子が産まれました。

そして、産まれたばかりの娘をすぐに抱かせてもらいました。すごくあったかかった。そして、ずしりと重かったです。「これが命なのだな〜」と、感じました。無事に産まれ、とにかくホッとしました。

妊娠37週と4日で産まれた赤ちゃんは、強そうな顔をした女の子でした。体重3074g、48.5cm。ふわっと柔らかくて、女の子っぽい雰囲気があり、「男子と違うな〜」と、思いました。
切迫早産には、「出産」というゴールがあります。あの辛さは期限付きなのです。私の場合、切迫早産になって、とにかく心が苦しかったのですが、産んだ途端、ケロリ。「あの体調不良はなんだったの?辛い感情はどこへ?」というくらい、元気になりました。

何よりうれしかったのが、自由に動けること!子どもも抱っこできる。階段だって駆け上がれる。寝たきりだったので、筋力、体力はだいぶ落ちましたし、太りましたが、徐々に戻っていきました(体重以外は)。はんこ屋の仕事も、産後2ヶ月で再開しました。

[ミネキク*プロフィール] 
ライター×消しゴムはんこ屋。中1と小3の母。制作会社のコピーライターでしたが、出産を機に退職。長男2歳の時、消しゴムはんこ屋を開始。現在はライター業も再開し、紙・WEB媒体の取材執筆を手がけています。親子で剣道やってます!

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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