「駆け足で春がやってくる」急な雪どけによる落屑事故に注意を 北海道の天気予報/2025年2月25日更新
北海道のあす26日(水)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
きょうは、春の見通し3か月予報と、夏の見通しもありますよ。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・春の見通し&夏の見通し
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
3月中旬から下旬並みの気温に
きょう25日は日差しに春を感じられました。
日差しのパワーと南風の影響で、道内は3月中旬から下旬並みの気温になりました。
最も高くなったのは函館空港で8.3度でした。旭川や小樽、苫小牧など赤枠は今年一番高くなった地点です。札幌は今年一番にはなりませんでしたが5.5度で日差しが暖かかったですね。
全道の予想降雪量も見ていきましょう。
あす26日午後6時までの24時間に、道北や道央を中心に5センチ前後の雪が降り、黄色やオレンジ、上川北部や層雲峡、日高山脈や羊蹄山麓で20センチくらいです。風が強まるため、吹雪や湿った雪による着雪にも注意が必要です。## 2月26日の北海道の天気と気温
26日の天気と気温です。
湿った雪や雨が降るため、傘があると安心です。最高気温は午前中に観測され、夜は朝より寒くなりそうです。
26日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
朝は雪や雨が降るでしょう。午後も倶知安や江差で雪が降りそうです。朝は泥はねに、夜はツルツル路面に注意して下さい。
道北・空知です。
湿った雪が降りやすく、海岸部はふぶくでしょう。内陸はまとまった雪で重たい雪となるため、雪かき前は準備運動をしましょう。
道東・オホーツク海側です。
午前を中心に所々で雪や雨が降り、道北の枝幸では10センチ前後の雪が降るでしょう。風の影響で寒く感じられそうです。
春の見通し
春の見通しが発表されました。今年も気温は高めです。
寒気の影響を受けにくく、駆け足で春がやってきます。急な雪どけによる落雪事故に注意して下さい。
シラカバ花粉の季節も早くやってきそうですよ。
夏の見通し
そして、今回は暖候期予報といって、夏の見通しも発表されました。
ずばり、猛暑です。夏の高気圧の張り出しが強く、気温は高めでしょう。覚悟しましょう。
2月26日からの週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
木曜はしだいに雪がやみますが、寒さが続くでしょう。金曜は晴れて気温急上昇。札幌は4月中旬並みの11度です。週末は落雪やなだれにも注意して下さい。
つづいて、太平洋側です。
晴れる日が多く、週末は道南を中心に10度くらいまで気温が上がるでしょう。来週はまた寒さが戻ってきます。気温変化による体調管理に気を付けて下さい。
2月26日の札幌の朝昼晩の天気
26日の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
朝は傘をさしていますね。昼頃まで湿った雪が降ります。午後は雪がやみますが、気温が下がり、お帰りの時間はツルツル路面になるでしょう。天気も気温も路面状況も変わりやすくなりそうです。
雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※25日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU