「ハッピーチューニング」「プリティー×アクティビティ」 に感じた愛情。「奇跡をありがとう」――『アイカツ！×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ！-』歌唱担当スペシャルインタビュー第1弾【るか×りえ×みき】
10月10日（金）より劇場アニメ『アイカツ！×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ！-』が大ヒット公開中！
本作は2014年からスタートし、お互いに10周年を迎えた『アイカツ！』のあかりGenerationと『プリパラ』がタッグを組み、”出会いのキセキ”を記念したプロジェクト。今なお圧倒的な人気と影響力を誇る大人気アイドルたちが、ファンの皆さんへ向けて10年分の「愛」と「ありがとう」を詰め込んだ新たな物語を届けてくれます。
本稿では、大空あかり歌唱担当・るか、氷上スミレ歌唱担当・りえ、新条ひなき歌唱担当・みきのインタビューをお届け。夢のコラボに対する想いや新曲「ハッピーチューニング」「プリティー×アクティビティ」について、語っていただきました。
【写真】『アイカツ！×プリパラ』歌唱担当インタビュー【るか×りえ×みき】
私たちが「プリパラ」の曲を歌っていいんだ！
ーー「アイカツ！」と「プリパラ」がコラボすると初めて聞いた時の心境を教えてください。
るか：初めて聞いた時は驚きが大きくて、「本当ですか？」という気持ちでした。夢のコラボ映画なので、「プリパラ」さんと一緒にやらせていただけるんだということに驚き、その後に喜びが出てきて、「これ本当なんだ！」と実感が湧きました。
りえ：筐体がずっと隣に並んでいた作品同士が、10周年という記念すべき節目で手を取り合って新しい作品を作ることが出来るようになったんだという、ファン目線としても驚きと喜びが大きかったですね。
みき：最初にメールで連絡がきたとき、見間違えかと思いました。文面を見て、送り先を間違えたのかと思って、でももう一度見たら私宛で。レコーディングするまで本当かどうか不安なままでしたが、レコーディングをしてからやっと「あ、本当だったんだ」と、実感が湧いたぐらい驚きました。
ーー「プリパラ」とコラボした楽曲を聞いてどう感じられましたか？
るか：まず「プリパラ」の楽曲を「アイカツ！」チームで歌わせてもらえることがすごく嬉しかったです。「アイカツ！」歌唱担当の私たちが「プリパラ」の曲を歌っていいんだ！とドキドキしながら練習してレコーディングに臨みました。いざ完成したものを聴いたら違和感なくすーっと入ってくるものがあって、すごく嬉しかったです。全部の曲が大好きすぎて、より愛も深まって、とてもうれしいです。
「Make it!」は（大空）あかりちゃんがとして、（真中）らぁらちゃんと一緒に歌わせてもらえて本当に嬉しかったです。歌詞的にもあかりちゃんにぴったりな楽曲だったので、らぁらちゃんと一緒にライブが出来たというのは、あかりちゃんにとってもこれ以上ない最高のライブだったのではないかと思っています。映画を観ながらすごく感動して泣いちゃいました。
りえ：今回の映画の中で（氷上）スミレちゃんがそらみルミナス以外で歌っているのが「チュチュ・バレリーナ」という曲です。この曲はとても大切で大好きな曲だったので、スミレちゃんとコラボするんだったら誰だろうと考えていました。（北条）そふぃちゃんかなって思っていたのですが、そこに（黒須）あろまちゃんも入って、3人の「チュチュ・バレリーナ」が聴けるっていうのが嬉しくて。劇中であろまちゃんに世界征服を持ちかけられたスミレちゃんが『わたし、それよりライブがしたいな』と返すのですが、そのなんてことない台詞で、歌いたい、という意思表示を出来る強さが、今までの“アイカツ！”を経て生まれたんだなと感じてグッときました。大きなスクリーンで聴けて嬉しかったですし、3人で歌っているという喜びが、スミレちゃんの表情から感じられたことも嬉しかったです。
歌唱曲以外では、（紫京院）ひびきさんと（紅林）珠璃ちゃんの「純・アモーレ・愛」が好きなステージです。試写を見た後からずっと忘れられなくて、恋に近いです（笑）
みき：私は「ま～ぶるMake up a-ha-ha!」は、好きな曲調の歌なのと、（南みれぃ役の）芹澤優さんの表現力が本当に素晴らしくて。芹澤さんに並べるように、そしてひなきちゃんの魅力を出せるように頑張りました。映像で見ると、自分が歌っているのに「ひなきちゃんが歌ってる！」と感無量になって、「アイカツ！」と「プリパラ」にありがとうという気持ちになりました。
エンディングテーマの「プリティー×アクティビティ」は、私の中ではレコーディングの答え合わせに近い形で、「こういうストーリーで最後にこの歌に繋がるんだ！」と思いながら映画を観ていたのですが、最後の台詞を分かっていても「奇跡をありがとう」という気持ちになり、涙が流れました。
ーー「そらみルミナス」として「ハッピーチューニング」と「プリティー×アクティビティ」がお披露目されました。曲を聴いた時の感想やレコーディングの様子はいかがでしたか？
るか：率直に、ありがとうございます、という気持ちです。今でもこうやって新曲をいただけるのはすごく嬉しいことですし、「ハッピーチューニング」も「プリティー×アクティビティ」も、「アイカツ！」と「プリパラ」の楽曲をたくさん担当されている大好きな方々が作ってくださったもので、愛情が伝わってくる歌詞や楽曲だと思っていて。歌っていて思わずうるっとくる歌詞が何箇所もありました。
どうやって歌おうかなと色々と事前準備をしてレコーディングに臨んだのですが、こう歌おうって決めつけるのも良くないかもと突然思い始めてしまって。今、楽しく歌ってみようという感じで歌わせてもらったのが、この2曲でした。どういう映像になるかは歌った時にはまだ分からず不安もあったのですが、しっかりとはまっていたので、レコーディングの時の気持ちを大事にして歌って、そしてそれを信じてよかったなと思っています。
りえ：歌い方でいうと「ハッピーチューニング」と「プリティー×アクティビティ」でだいぶ歌い方を変えています。「ハッピーチューニング」の方は、あまり声を作らずに、というディレクションをいただいて。今までそのようなディレクションをいただいたことがなかったので、正直スミレちゃんになれるのか心配はあったのですが、出来上がった完パケを聴いてみて、新しい力強さを感じるスミレちゃんになったんじゃないかなと思っています。
「プリティー×アクティビティ」の方は真逆で、スミレちゃんが歌うんだったらきっとこういう風になるはず、というのを自分の中に見つけられたので、その歌い方で歌ってみました。出来上がった完パケを聴いてみて、私としては100点をあげたいくらい、スミレちゃんの理想のイメージで歌えたんじゃないかなと思っています。
みき：ひなきちゃんだったらこういう歌い方なんだろうなって感じて意識するようになったのが、ウィスパーボイスで歌う歌い方なのですが、「ハッピーチューニング」は元気でパワフルな曲調で、ウィスパーボイスだと消えてしまうからもう少し芯があった方がいい、というディレクションをしていただきました。ひなきちゃんになれるのかなという不安はあったのですが、完成した歌を聴いたらちゃんとひなきちゃんらしく歌えていたのでよかったです。「プリティー×アクティビティ」は歌詞も「アイカツ！」と「プリパラ」の総集編、ではないですけど私たちの自己紹介みたいな曲だと思ったので、歌い方もウィスパーボイスな感じで入れました。
ーーご自身にとって「アイカツ！」はどんな存在ですか？
るか：私はひと言でまとめました！私にとっての「アイカツ！」は”青春”です。
りえ：私は”人生”でお願いします。今回ピックアップされているのは作品で、メインはもちろん「アイカツ！」と「プリパラ」のアイドルたちだと思うのですが、私たちもこの10年間、汗かいて泣いて笑って、本当にリアルに「アイカツ！」をしてきたので、そういう意味でも人生だと思います。
何か語らせてもらうってなった時に、やっぱり作品のアイドルたちのことになりがちなんですが、私たちもリアルにやってきたということが自信にもなるしこれからの希望にもなると思っています。（一同共感）
みき：補足するとしたら”原点”ですね。私たちは「アイカツ！」で始まって、これがあったから今を生きてるし、各々の道に進んでいるけど、そこでも輝けているのは「アイカツ！」があったからなので。
感謝の源で、私たちの人生の源で、これからも振り返ったら「アイカツ！」があって安心する、みたいな存在です。
ーー最後にファンの皆様へ一言ずつお願いします。
るか：10年の時を経て、「アイカツ！」「プリパラ」のキセキの映画ができて本当に嬉しいです。こうして夢のコラボレーションができたのは、10年以上応援してくれているファンの皆様がいてくれて、愛をいっぱい注いでくれたおかげだと思っているので、これからも「アイカツ！」「プリパラ」ともに応援していただけたら、アイドルたちを愛していただけたら嬉しいなと思っています。
りえ：今回の出会いのキセキというのが、作品自体もそうですし、両者のアイドルたちの出会いのキセキもそうですし、私たちと「プリパラ」チームの声優さんとの出会いのキセキもあるし、10年間2つの作品を支えてくださったファンの皆さん同士の出会いのキセキもきっとあると思うので、今回の映画を見てさらに高まった愛を、そのままの勢いで 3月のライブに持ってきてもらえたら嬉しいです。
ファンの皆さんがどんなテンション感になるのかはまだ分からないのですが、10年間支えてくださってた皆さんとだったら、きっとあたたかくて素敵なライブにできると思います。
SNSの反応を見ていると、10年前にリアルタイムで見ていた女の子たちが映画館に駆けつけてくれて大ヒットというところもあると思うので、当時アニメを見てくれていた子たちがライブで私たちを見て、キラキラとした気持ちを持って帰ってもらえるような感じにできたらなと思っています。あとは映画のステージシーンを超えられるぐらいのものを用意出来るように私たちもライブに挑みたいなと思っています。
みき：私が映画を観に行った応援上映の回は女の子が多くて……きっと幼少期から「アイカツ！」と「プリパラ」を見て育った子たちが観に来ていて、制作スタッフの方に対してだったりいろんな場面でありがとうって言ってくれるんです。ずっと愛してくれた皆さんの期待に応えられるように、3月のライブに臨もうと思いました。感謝とこれからもよろしくお願いしますという気持ちでいっぱいです。