若きパティシエが仕立てる美しく繊細なパフェ 阪神打出駅『菓子屋 月ノ葉』で季節を味わうパフェをいただきました 芦屋市
阪神打出駅の北側は春から夏にかけて鮮やかな緑に彩られるケヤキ並木や、昔から地域で愛され続ける質の高いお店が点在する落ち着いた住宅エリアです。
稲荷山線沿いにある焼菓子とパフェの専門店「菓子屋 月ノ葉」(芦屋市)の、季節を味わう美しく繊細なパフェが訪れた人を虜にしていると聞いて訪ねました。
お店には入り口が二つ。左側は焼き菓子を販売するショップで、スッキリ清潔感がある店内にはフィナンシェやサブレ、マカロンなどが並びます。
右側のカフェスペースは大きな窓から明るい光が差し込み、ゆったりくつろげるように座席とテーブルはゆとりのある配置になっています。
いただいたのは柑橘をメインにナッツや春の食材と合わせた「春園」という季節のパフェ。冬の名残と春の芽吹きをイメージされているのだそう。
運ばれてきたパフェは思わずため息が出るほど美しく、動きのある仕立てはアートを見ているようです。
トップには一足先に春を感じる花々、金柑やスナップエンドウ、素麵を使用するなど遊びごころを大切に、中間層では深煎り珈琲アイスクリームのほろ苦さ、柑橘の酸味や甘み、ナッツのコクなど、しっかりとパフェを“味わう”ことを意識、最後の層ではお花やほんのり香る柚子でさっぱりと締めくくれるよう緻密に計算されています。
パティシエの南さんが作り上げるパフェは、季節の果物をはじめ多種多様なパーツの巧みな組み合わせ、細部のテクスチャにまでこだわり尽くしたここでしか味わえない特別な作品。
それぞれの素材を感じながらも全体はきれいにまとまり、飽きることなく最後まで食べ進められます。1か月ぐらいで素材が変わるそうなので、シーズンごとに訪ねるのも楽しそうです。
焼き菓子も得意とする同店のフィナンシェは、店内では焼き立てが提供されるというのも魅力。16~18種類ものフレーバーが揃い、定番はもちろん「白味噌」や「トリュフ」「のり塩」などの変わり種も。
「白味噌」「トリュフ」を味見させていただきましたが、お酒にも合う大人の味は手土産に喜ばれるというのも頷けます。好きなフレーバーを選べる「ティーセット」があり、次回はこちらを試してみたいと思います。
座席の関係上、カフェを利用する際は予約がおすすめとのこと。また、月に数回開催される「朝カフェ」、完全予約制の「夜カフェ」などもあり、気分に合わせてさまざまな使い方ができるお店です。
店舗
菓子屋 月ノ葉
(芦屋市春日町1‐15 フリック・コート1F)
営業時間
11:00~18:00(L.O. 17:00)
TEL
0797-22-3832
駐車場
無(近隣のパーキングをご利用ください)