黒部峡谷鉄道の「猫又駅」、10月5日から期間限定で旅客も乗降可能に
2024年10月~12月にかけて石川県・富山県・福井県を舞台に開催される「北陸デスティネーションキャンペーン」(北陸DC)期間中、黒部峡谷鉄道トロッコ電車でかなり珍しい体験ができるようです。
黒部峡谷鉄道はこのほど、10月5日(土)から「猫又駅」で乗降できるようにすると発表しました。
普段は旅客が降りられない秘境駅
黒部峡谷鉄道は2024年1月の能登半島地震で被害を受け、今シーズン(~11月30日)は終点・欅平駅までの一部区間を運休、宇奈月~猫又駅間で折り返し運転を実施しています。
しかしながら猫又駅は関係者用の駅であり、ホーム長も旅客列車編成に対応していないため、列車が停まっても利用者が降りることはできません。鉄道ファンの間では「降りられない秘境駅」として知られていました。
同社の19日の発表は、この猫又駅に新たにホームを設置することで旅客も乗降できるよう対応するというもの。宇奈月~猫又駅間での折り返し運転における猫又駅での停車時間は約20分ほどということで、駅ホームから黒部峡谷の山並みや駅の様子を満喫できます。
黒部峡谷鉄道によりますと、復旧工事が完了して全線再開すれば、猫又駅は再び関係者のみ降りられる駅に戻る予定とのことです。10月以降の乗車については、本日23日から黒部峡谷鉄道のインターネット予約・電話予約で受け付けています。