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富山湾アカムツ(ノドグロ)釣りで本命13匹と爆釣【ORCA】ゼロテン釣法が的中

TSURINEWS

アカムツ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

富山ではホタルイカの大量発生もあり、アカムツの釣果は一時的に下火。5月後半に入っても、まだ日によってムラがあるアカムツ釣りですが、ここORCAさんでは、新しい船に替わり、数日前には20匹も釣り上げた方がいました。そこで今回、調査釣行に挑むことに。前半こそ渋い時間が続きましたが、中盤から後半にかけてアカムツの活性が上がり、入れ食い状態に。結果、自分は13匹、Zさんは6匹の釣果を得ることができました。その様子をレポートしたいと思います。

当日の様子

この日は午前4時30分に出船し、乗り合いは満船の8名。(ORCAさんでは、チャーターの場合、10名まで乗船可能)天候は晴れ、潮は中潮、波はなく北風が後半に吹く予報でした。ジャンケンで1番を勝ち取り、トモの1、2番席を確保しました。30〜40分走ってポイントに到着。周囲にはアカムツ狙いの遊漁船やプレジャーボートがひしめいていました。

タックル&餌

今回は様子見でZさんは1本針、自分は2本針で魚の棚を探りました。活性の低い時や状況をみるときは、マシュマロボールは1個、カラーはピンクとパールを使用します。ピンクはエビを、パールはアカムツの口に寄生するタイノエをイメージしています。

装飾を少なくするのは、仕掛けは極力自然に潮に流し、活性の低い時は餌を長く潮に流してアカムツにアピールしたいからです。ちなみに活性が高ければ落ちパクも期待できます。

当日のタックル(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

この日は、Zさんのアカムツからはエビが出てきたため、「ピンクがいいかも!」と考え、ピンクを中心に使いました。仕掛けや誘い方は状況に応じて臨機応変に対応します。餌はホタルイカのみで、基本的に他の餌は不要だと思っています。

エサのホタルイカ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

渋い時間が続く

ポイントに着いてから1時間、2時間と経過しましたが、未だにアタリがありません。船長もポイントなどを少しずつ変え、仕掛けを落としますが、魚からのシグナルが無い状態が続きました。

最初の数時間はアタリ無し(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

ワタヌキか1本付けか

アタリがない時や渋い時などは、餌付けを大事にしています。綺麗につける事はもちろんですが、ホタルイカを1本丸々で付けるか、ワタヌキの匂いで誘うかを考えます。

アカムツの気分でアタリが偏る事もあり、自分は様子見で最初は2本にして、上にワタヌキ、下に1本掛けにしてアカムツの機嫌を伺います(笑)。試しているうちに、アカムツのその日の好みが見えてきて面白いです。

1本付けとワタ抜きを使い分ける(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

自分に待望の1尾

その時は突如としてやってきました。竿をあおり、ゆっくり落とし、水底に着きます。1.2.3.4.5秒と数えていた時に竿先に違和感。そっと30センチくらい竿を持ち上げ、ステイします。すると竿先が「ぐぅ~」と引き込まれます。

すかさず鋭い合わせをいれHIT。アカムツを上げる時は、いつもドキドキ(笑)。アカムツは口周りが柔らかく、アジみたいに注意が必要です。ハラハラしながら赤い綺麗な魚体が見えるのを待ちます。上がってきたのは、小型ですが、立派なアカムツでした。

待望の1尾目をゲット(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

ゼロテンションで連続HIT

アタリが無くなり、去年と同様の誘いを試すことにします。パターンとしては落として数秒待ち(ここで食ってくることも)、軽く底取りをした後にゼロテンションからのロングステイや、ゼロテンション~きき上げからの素早く底に落とし、リアクションバイトを誘う方法。これが見事ハマり連発。仕掛けには2匹のみ上の針、他はすべて下の針に掛かっています。

パターンを見つけ連続ヒット(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

また、アカムツ以外にも、70cmのサゴシやムシガレイなども混ざりました。他のお客さんはタヌキメバルなどをヒットさせています。

70cmのサゴシも登場(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

船長の小ワザがさえわたる

特にこの日はゼロテンションとロングステイの組み合わせが威力を発揮しました。ロングステイの釣りは潮や風、そして船長の小ワザなどで、特に効果的になると自分は考えています。何故か…それは次回のアカムツの記事にてご紹介したいと思います。船長の小ワザは遊びに行って体験してみると良いと思います。

なんとツ抜けを達成

気づけば、後一匹で10匹!なんとしてもツ抜けはしたいです。気持ちを落ち着かせ、釣り続けますが、そういう時の1匹が長いです(笑)。そんな時こそ、平常心。

そんな時でした、ロングステイをしていると、竿先に違和感。少し竿を持ち上げると竿先を絞り込むアタリです。すかさず鋭い合わせを入れます。

重みが乗り、竿先をガツガツと叩く感じはまさにアカムツです。澄んだ海から泡を吐き、上がってきたのは350gの綺麗なアカムツ。嬉しくなり、「おっしゃ~!」と叫んでしまいます(笑)。船長も「良かったですね~!この時期、ツ抜けは凄いです。」と喜んでくださいます。船長の技術のおかげでもあります。

ツ抜けを達成(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

Zさん仕掛けを変え連続HIT

ここまで不調なZさん、マシュマロボールの色を、自分と同じ色【ピンク・パール】に変えることに。すると、変えた瞬間からヒットが連発しました。1匹だった釣果も一気に、6匹まで連続ヒットです。

隣の常連さんも「また?なんで!?」と苦笑い。釣り方、仕掛けは自分と同じで、唯一違うのが、マシュマロボールの色やステイの時間位です。この時、自分にヒットせず、Zさんだけにアタリが集中。怒涛の追い上げを見せます。

Zさんが連発(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

終わってみれば13匹の爆釣

前半は全然ダメでしたが、後半になり活性も上向きになり、船長に何匹か聞かれ、数えていると…、なんと13匹!(二人で19匹)と見事な爆釣劇!

船長の小ワザも効いたおかげで、無事ツ抜けを達成でき、感無量です。もし前半も活性が高ければと思うと、目標の20匹も、夢ではないかもしれないです。

後半は順調に数を伸ばした(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

乗船時の注意点【船長からお願い】

動画などを撮る場合、ポイントの目印になるような風景は映さないでほしいとのことです。魚の乱獲にも繋がりかねないのでお願いします。

移動中などや、風景が分からないような物、海だけの背景などであればOKです。また、小さすぎるアカムツは、生きている場合、なるべくリリースをお願いします。死んでしまった、又は元気がない魚なら、持ち帰りしてもOKとの事です。次の世代にも繋げるために、アングラーの皆様、ご協力お願いします。

<荒木清/TSURINEWSライター>

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