知らないと損をする「ふるさと納税歴10年の私」がうっかりしてしまった“ふるさと納税の想定外のミス”
節約生活スペシャリストの三木ちなです。今年も3ヶ月を切り、ふるさと納税も駆け込みがスタートしています。でも、慌てるのは禁物。焦って申し込むと、想定外のミスをする場合があります。ここでは、ふるさと納税歴10年のわたしが、体験談から語る「ふるさと納税の落とし穴」をご紹介します。
控除上限額をオーバーする
実質負担金2000円をひいた寄付金額が、所得税・住民税から控除されるというもの。そのため、「控除上限額を超えない」ことは基本中の基本です。
返礼品の魅力にひかれ、あれもこれもと申し込みすぎると控除上限をオーバーしてしまいます。
控除額は年収・家族構成・そのほかの控除(生命保険や住宅ローンなど)などから計算するため、人によって異なるもの。
詳細は各ポータルサイトから計算できますので、きちんとシミュレーションをして控除額を超えないよう計画的に申し込みましょう。
カード名義と申込者の名前が異なる
実際にわたしがやってしまった失敗が、寄付金の支払い方法。ふるさと納税はお取り寄せではなく「寄付」を行うため、申込者とクレジットカードの名義は同一である必要があります。
そのため、寄付申込者が夫名義の場合、決済に使うクレジットカードも夫本人ではなくてはいけません。しかしあろうことか、わたしは自分(妻)名義のクレカで支払うというミスをしてしまいました……。
その後すぐに自治体へ連絡して事なきを得ましたが、地域によっては控除が受けられない場合もありますので注意してください。
配送時期がかぶる
返礼品が食料品の場合は、配送時期にもご注意を。冷凍品が一気に届くと、保存するスペースが足りなくなります。
ふるさと納税を始めたばかりの頃は、配送時期を確認しないまま申し込み、4kgのお肉が一気に2~3ケース届いたことがありました。お裾分けしたり大量消費したりして食べ切りましたが、なんだかもったいない気がします。
返礼品の配送時期は必ず書いてありますので、商品詳細をよく読んでから寄付を申し込みましょう。
帰省や旅行などで数日間家を空ける場合も注意してください。
寄付は「納税」慌てずに手続きを
寄付を申し込んだ自治体から「お礼の品」が届くふるさと納税。つい、お取り寄せ感覚で利用してしまいますが、あくまでも納税です。
ミスすると取り返しがつかないケースもありますので、申し込む際は詳細を確認のうえ、慎重に手続きしてください。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア