ザクッ、カリッ!創業約35年!昔ながらのサーターアンダギーと、ふるふるのわらび餅「手造りの店 山家」(浦添市)
「うちはSNSもやってないし、皆どうやって見つけてくるんだろうね?」
創業約35年!オープン当初から夫婦二人三脚で切り盛りする「手造りの店 山家(やまや)」の山本正伸(やまもと まさのぶ)さん・邦子(くにこ)さんは不思議そうにそう話します。
ちなみに私の前にいたお客様は「インスタで見つけて」とのこと。
首里高校の正門前で長年営業し、今の場所に移転をしてから約19年。わらび餅と魚のてんぷら(予約制)、サーターアンダギーを販売する山家には、“変わらない味”を求めてくる昔からの常連さんが今でも足繁く通い、週末・観光シーズンには観光客も多く訪れます。
皆のお目当ては手造りのわらび餅とサーターアンダギー。ふるふるでとても柔らかいわらび餅は、プレーンと黒糖の2種類が入っていて、小サイズは350円、大サイズは500円。
このふるふる感、写真で伝わらないと思うのですが(動画で伝えたい!)爪楊枝では持ち上げるのが難しいほどの繊細さ。口に入れるとスッと溶けてしまうほど儚くて、独特のひんやり感と食感、あっさりとした味わいが癖になります。 イートインの場合、ドリンクとセットで550円。冷蔵庫に入れても固くならず、2〜3日ほど日持ちするので、店内で召し上がった後にお土産として購入される方も多いそうです。
店内では、昔ながらの沖縄ぜんざいやかき氷も楽しめるので、オールシーズン通えるのも山家の魅力です。
サーターアンダギーのレシピは創業当時のまま。小麦粉と砂糖、卵のみを使った素朴な味わいで、揚げてあるのに油っこくないのが特徴です。
まわりはザクカリッ、サクサク。白糖(プレーン)、黒糖、紅芋の3種類があり、お値段1つなんと100円です! イートインの場合はドリンクとセットで500円。
観光客から最も人気なのが、紅芋パウダーを練り込んだ「紅芋」。優しい紫色で、ほのかに紅芋の香りが楽しめます。
沖縄県民から支持されているのが「黒糖」。
山家では、ほんのりビターでミネラルたっぷりの波照間島の黒糖をブロックで仕入れ、粉状にしたものをサーターアンダギーの生地に混ぜ込んでいます。白砂糖の甘さとは異なるふくよかな甘みや深い味わいが感じられ、お茶やコーヒーだけでなく、ウイスキーのお供にも最適!
サーターアンダギーはオープン時間に合わせて山本さんが揚げていきますが、一度に大量に上げるのではなく、店頭の数が少なくなってくると追加で揚げていくスタイル。 ふんわり系というよりは、ザクッとしたハード系で、中もサクサク。自宅に持ち帰る場合は、オーブントースターで軽くトーストすることで、揚げたてのおいしさがよみがえります。
賞味期限が2週間と長めなので、県外へのお土産にも良さそうですね。
手造りの店 山家(テヅクリノミセ ヤマヤ)住所
〒901-2126 沖縄県浦添市宮城2-38-3
電話番号
098-879-7855
営業時間
10時30分〜20時
定休日
なし
駐車場
あり
カード・電子マネー
不可
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