統計データ分析で奨励賞 法政大学国際高の過(か)さん
法政大学国際高等学校=岸谷=で国際バカロレアコースに通う過目今(もくきん)さん(2年)が、総務省などが主催する「統計データ分析コンペティション2024」で優秀な論文に与えられる統計活用奨励賞を受賞した。
同コンペは、高校生や大学生の統計の有用性への理解と統計データの利活用拡大を目的に実施しているもの。統計データ分析の論文を募集し、その分析力を活用した課題解決のアイデアを競う。今回は高校生の部で全国から124件の応募があった。
過さんが提出した論文のテーマは「医療費削減に向けたスポーツ時間増加策のデータ分析」。父親が健康改善のために運動する様子を見て、「運動に関するデータを集めて役立てられたら」と分析を始めた。そして、青少年期や現役世代、シニア世代など各年代で運動にかける時間の阻害要因などを分析し、解決策などを提言。
分析にあたっては、相関関係のグラフ作成のためにプログラミングにも取り組んだ。審査会からは「視点が興味深く、データの性質をよく理解した上で分析している」と高い評価を受けた。
過さんは「論文が評価されて嬉しかった。これからも様々なコンペティションを探して、プログラミング力も磨いていきたい」と笑顔で語った。