巨人2025年コーチングスタッフ 橋上秀樹氏が11年ぶり復帰、現役引退の立岡宗一郎氏も入閣
橋上秀樹氏が作戦戦略コーチに就任
2024年は4年ぶりにペナント制覇を成し遂げた巨人。ただ、クライマックス・シリーズでは3位のDeNAに敗れ、日本シリーズ進出は逃した。この悔しさを晴らすため、阿部慎之助監督のもと、日本一へ向けて動き出す2025年のコーチングスタッフを紹介する。
新任は橋上秀樹作戦戦略コーチの1人のみ。2005年から楽天で指導者人生をスタートした同氏は、巨人では2012年から戦略コーチ、打撃コーチを歴任し、リーグ3連覇に貢献。2014年限りで退団後は、楽天、西武、ヤクルトと渡り歩き、2020年にオイシックス新潟の監督に就任し、5年間指揮を執った。
11年ぶりに復帰する巨人では、作戦戦略コーチとして打撃コーチ等と連携し、相手投手攻略に向けた戦略を練り上げる。
また、今季は女子チームでコーチを務めていた松本哲也氏が外野守備兼走塁コーチに復帰。外野守備兼走塁コーチだった亀井善行氏が打撃コーチに、三軍打撃コーチだった古城茂幸氏が内野守備コーチへ配置転換となった。
二軍も打撃部門で配置転換
二軍監督は引き続き桑田真澄氏が務める。コーチングスタッフは下表の通りとなっている。
新任のコーチはおらず、打撃部門で配置転換があった以外は全員留任。一軍内野守備コーチだった川相昌弘氏が野手総合コーチに、矢野謙次一軍打撃コーチは二軍チーフ打撃コーチを務めることとなった。
川相野手総合コーチが守備、走塁、状況に応じた打撃などを指導する一方、矢野、橋本到両打撃コーチが個別の打撃の技術と打席での考え方を指導することで、有望な若手選手の総合的な強化を目指す。
なお、安藤強二軍ヘッドコーチはフロントに転任となった。
三軍は今季限りで現役引退した立岡氏が新任
三軍は駒田徳広監督が留任。今季限りで現役を引退した立岡宗一郎氏が外野守備兼走塁コーチに就任した。コーチングスタッフは以下の通り。
立岡コーチは熊本・鎮西高から2008年ドラフト2位でソフトバンクに入団。2012年6月にトレードで巨人へ移籍すると、2015年には自己最多91試合に出場し、打率.304をマークした。2022年に左膝前十字じん帯損傷の大ケガを負い、同年オフに育成選手として再契約。今年5月に支配下選手に復帰し、48試合に出場。DeNAとのCSファイナルステージでも3試合に出場していたが、10月27日に今季限りでの現役引退を表明していた。
そのほか、金城龍彦外野守備兼走塁コーチが野手総合コーチへ配置転換。吉川大幾内野守備コーチは内野守備兼走塁コーチへ肩書きが変更となった。
また、巡回コーチとして久保康生投手コーチ、ゼラス・ウィーラー打撃コーチがともに留任している。
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記事:SPAIA編集部