自然分娩と帝王切開、両方を経験した私が感じたことは…
ママライターの天野つばさです。40歳の時に待望の第2子を妊娠し、高齢出産に挑む事になりました。1人目の時は自然分娩でしたが、この出産では緊急帝王切開となりました。前回、出産までのことをお話しましたが、今回は産後のことについてお話します。
産後、実家には頼らず自宅での日常生活へ
上の子が小学生であることと、実家には10日違いで出産した妹が戻ってきていたので、実家にお世話にはならず、退院後はそのまま自宅へ戻りました。
1人目出産の時は、しばらく実家で過ごしましたが、実家の母も働いていたので、赤ちゃんと2人きりの生活に不安や孤独を感じたりしましたが、2人目の時は上の子もそばにいて、赤ちゃんをとてもかわいがってくれたので、2人の姉妹がじゃれている様子を見ているのが、とても幸せで楽しかったです。
また、上の子で育児経験もあったので、精神的に余裕があり、1人目の時のような大変さは軽減されたように思います。1人目の時は生後1ヶ月間、まったくと言っていいほど赤ちゃんも私も外出することはありませんでしたが、2人目の時は、必要があれば赤ちゃんも一緒にお出掛けする事があり、それも良い気分転換になりました。
自然分娩と帝王切開の産後の体の違いって?自然分娩
1人目で自然分娩、2人目で帝王切開の2つの分娩を経験して、それぞれに違った大変さがありました。自然分娩は出産後、赤ちゃんが出た後のおなかの皮だけがベロンと残り、これが元のように戻るかとても不安でした。でも、人の体は不思議なもので、体重が戻るのと同じように、ベロンとした皮もすっかり元のおなかに戻りました。
骨盤がものすごく動かされた感があり、産後もぐらつきのようなものを感じて、ベルトなどできつく締めてみたり、よくマッサージにも行っていました。
また、自然分娩の時には、出血が多くて貧血ぎみになり、産後に”鉄剤”を処方されました。鉄剤の副作用で便秘になりやすいそうで、更に力むと会陰切開で切られたところが痛むので、それが怖くて産後は便秘気味になりました。
自然分娩と帝王切開の産後の体の違いって?帝王切開
帝王切開はおなかを切っているため、産後の食事は消化の良い”おかゆ”などからはじめて、徐々に普通食に戻りました。麻酔が切れた後はおなかの傷が痛く、腹筋を使うことができず、体を起こすのも、電動でベットの角度を動かしていました。
私の場合、自然分娩・帝王切開もだいたい半年程で体重が出産前に戻りました。帝王切開で赤ちゃんが出た後も、おなかは皮だけになることなく、妊娠時よりちょっとへこんだ感じでしたが、赤ちゃんが出た後なのに「脂肪がたっぷりついているんじゃないかな!?」というように、普段よりはぷっくりと丸みを帯びたおなかでした。
傷口が痛くおなかをかばうように生活したり、下着のゴムなどが傷口に当たらないように気をつけたりしていて、産後なのにウエストを締め付けないワンピースを買い足したりしました。
二人目は、無痛分娩の予定が急きょ帝王切開になり、妊娠38週5日、体重3020g、身長48.2cmで誕生しました。陣痛中に心音が確認できなくなり心配しましたが、その後も元気に育ってくれています。いろいろ考え方があるかと思いますが、陣痛の長時間に渡る痛みや体力の消耗は、とても大変です。その後に続く長い育児生活も考えると、私は帝王切開になってしまいましたが”無痛分娩”にして良かったと思っています。
[天野つばさ*プロフィール]
10歳と2歳になる8歳差の姉妹育児中の専業主婦。姉を自然分娩、妹を帝王切開で産み2つの出産を経験。娘たちが好きなものに、一緒になって全力でハマって楽しんでいます。現在は、ディズニーとアンパンマンLOVE。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。